暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第102話 鉄拳正妻……?
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と思えていた。
そして、キリトは恐る恐るオプションメニューの深い所、とやらを探っていく。メニューウインドウの操作手順面倒さは、《所有アイテム完全オブジェクト化》の操作手順の非ではなかった。
だけど……アスナに言われるままに操作をしていくと、確かにそれはあった。
《倫理コード》と言うタブが。
それをクリックし、解除、OKを押した瞬間だ。
「っっ!?!?!?」
キリトは、思わずぎょっ!?っとして下半身に目を見開かせていた。
解除した瞬間、所謂この世界のシステム上での出来ること全てが可能になったのだ。……キリトが驚いたのはある変化だった。
「………ど、どうしたの?」
アスナはまだ下着姿だったから、恥ずかしそうにキリトの肩を叩いたが、キリトは耳まで赤くさせて、首を振る。
「な、なんでもない。なんでもないからっ!」
ブンブンと首を振って、両手でその変化があった場所を押さえる姿。恥ずかしそうに内股にまでなってしまっている。元々童顔であるから、髪を少し長く設定したら、乙女と見間違われても不思議ではないだろう。
「?」
アスナはまだ、この時はわかってなかったが……暫く後に、キリトの変化が判ったのだった。
そして、キリトとアスナも無事結ばれた。
まぁ……アレだ。
口に出して言う?と、いやらしく聞こえるかもしれないけれど、?心も身体? もと言う事。
そして、アスナは、キリトからのプロポーズも貰えた。アスナもと同じように、初めて結ばれた日は、もっと起きていたい、大事にしたいと強く思っており、そんなアスナを見て……キリトは決心したのだ。
そして、『結婚しよう』と一言、いったのだった。
アスナは、目に涙を浮かべ……、そして笑顔で頷いていた。好きな人と……幸せになる。
女の子ならば、誰だって想うし、願ってるだろう……。アスナは、願いが叶って……、涙が止まらなかった。
あの時のレイナの気持ちが本当に良く解ったのだった。
それにしても、アスナの体術スキルは今回の件で、更に向上した様だ。キリトに見舞ったあの拳撃。
……それは後に。
アスナの唯一絶対の切り札の1つ
《鉄拳正妻》
そう呼ばれる技へと昇華していったとかいかなかったとか。
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