暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第101話 殺意と純白の天使
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なのだ。

 そのイチゲキは、どんなBOSSの攻撃よりもある意味破壊力がある。

「う……うんっ ありがと……/// 私もリュウキ君が大好きだよ……。世界で一番……」

 レイナはそれを直撃してしまった?から……、リュウキの事を抱きしめ返していた。レイナは、……浮気っ!って嫉妬しちゃう事も何処かに憧れがあったんだって思う。勿論……本当に浮気をされていたら、駄目だけど。

 でも……リュウキがレイナを裏切る姿は想像が出来ない。誰にも出来ない。それは、レイナは勿論 他の皆も同様なんだ。

 そんな時だった。

 バタンッ!! と言う音が響いたかと思えば、突然後ろの扉が開いていたのだ

「ッッ!!」

 レイナは驚きのあまりリュウキから飛びのいた。
 あと少し遅れてたら……リュウキに抱きしめられていたから もろにリュウキとのハグシーンを誰かに見られてしまっていただろう。

「……? どうした、アスナ」

 扉が突然開き出てきたのはアスナだった。その表情は、焦っている様な……心配している様な、何か驚愕している様な、様々な感情、負の感情が表情に現れている様子だった。
 ……この世界では、感情を表情に出すのを我慢する事は出来ないから。

 でも、さっきまでは、そんな顔はしてなかった筈だ。

「ッ!!」

 アスナは何も答えず そのまま素早く2人を横切った。正に閃光と呼ばれる所以が解るかのような速度で、視界から消え去ったのだった。

「え、ええ? お、おねえちゃん?」

 レイナもその行動の意味が解らなかった。
 ついさっきまで、楽しそうに笑っていた姉が突然あんな表情をして、何も言わずに何処かへ行ってしまったんだから。さっきまでは、少し複雑だったけど、もう吹き飛んでしまった。

「………む」

 リュウキは、アスナの行動についてを考えていた。

 彼女は先ほどまでは何とも無かった。……だけど、何か無ければ、こんな行動をするとは思えない。
さっき何があったか、あえて言うとすれば、アスナはキリトの事を気にしていた。と言うより心配をしていた。

(……さっきまで、キリトを心配していた。そして彼女の次の行動……)

 それらが頭に浮かんだあとに、考えられる可能性は少ない。
 そして、その可能性は全て不吉な物だった。

「……まさか」

 リュウキは、素早く指を振り、ウィンドウを開いた。フレンド登録一覧表を呼び出し、画面をスクロールさせた。

「……リュウキ君? どうしたの?」

 レイナはリュウキが難しい表情をしてウインドウを出していたから気になったようだ。リュウキは、ウインドウ画面を見ながら。

「……レイナ。キリトは今日……確か3人で訓練とやらに行ったんだよな?」

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