暁 〜小説投稿サイト〜
零から始める恋の方法
マネージャー
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 「いえ・・・その・・・危ないじゃないですか・・・。夜道に一人とか・・・そうです!危険です!二人のほうが安全です!」


 「二人同時に襲われるかもよ?女の子二人なんていまどき余裕だよ」


 どう余裕なのかはわからないが、一人のときよりははるかに安全なはず。


 「それに、二人同時ってことに興奮する人だっているんだよ?」


 なにをどうしたらそうなるのかわからないけど、とりあえず興奮していると危ないのは確かだ。
 興奮状態にある人は何をしでかすかわからない。
 とりあえず、冷静にさせてから対応させるのが一番だろう。


 「え、と・・・何を言っているのかよくわかりませんけど、一緒に帰りませんか?」


 「雪ちゃん・・・三人でするのに興味があったんだね・・・」


 三人でする?
 えーと・・・興奮状態の危ない人と私たちですることっていったら・・・。


 バトルロワイヤルか。


 「確かに二対一のほうが有利だしね」


 「ほう・・・雪ちゃんは攻め側か・・・。やるねえ・・・」


 「?だって、攻めに回らないとやられちゃうじゃないですか」


 「え?」


 「え?」


 そのあとはずっとそんな感じで、お互い話していることがよくかみ合ってなかった。





















 翌朝。
 相変わらずかったるい授業が終わり、昼ごはん・・・もとい昼休みになった。
 放課後の次に楽しみなのがこの時間で、毎日のお弁当を考えるのも何気に一日の楽しみの一つだったりもする。


 「んー・・・やっぱりから揚げとノリはあわないよー・・・」


 相変わらず利英さんはノリしか食べてないけど。
 ・・・今度お弁当作ってきてあげようかな。
 海苔弁当とかもあるぐらいだし、ノリを主軸として展開すればさすがに利英さんの舌もワンキルだろう。


 「今度お弁当とか作ってきましょうか?」


 「うーん・・・でもノリで足りてるんだよねー」


 そう言いながらバリバリとノリを貪る利英さん。
 ・・・海苔の欠片落ちてますけど。


 「海苔弁当とかそういうものなら利英さんも・・・」


 「そこまでいうならいいけど・・・。あんまり無茶しないでよ?」


 「はい!」


 と、いうわけで一人分創るお弁当が増えた。
 うまく利英さんの好みに合っているといいな。




















 放課後。
 今日は古文の授業で音読をさせられたので、かなり不機嫌だ。
 あの日本語なのに日本語じゃない日本語は理
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