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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第100話 血盟騎士団・キリト
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今の彼の事を支えてあげなくて大丈夫か?と言う意味だった。

 でも、大丈夫だとアスナは言っていた。

 多分、まだ恥ずかしい部分もあると思えるんだけど、キリトは笑顔になったからと。それに、これからもずっと彼の事を見ているとも、アスナは心に誓ったのだから。



〜第55層・グランザム〜

 
 気を取り直して 翌日の血盟騎士団本部。
 
その場所には、リュウキもいた。キリトの初出勤?となった記念にとの事だ。……冷やかし?と言う訳じゃないだろう。リュウキ自身は、本当にそう言った気持ちは無く……、レイナが行こう!と言ったから来た感じだから。
 基本的に、リュウキは血盟騎士団に所属はしていないフリーエージェントの様なものだから、本部に帰る義理はないし、言われた訳でもない。……レイナがいるから来ているだけであり、基本的には、あまり此処には来たく無いから、仮にギルドへ来ては駄目だと、言われてたとしても別に何とも無い。

 クラディールの1件もそれに拍車を掛けているんだ。

 ただ、レイナが悲しい思いをするのだけは嫌だから、ギルド内では大人しくはしているようだ。


 それはとりあえず置いといて……、そこでは何故か険悪ムードだった。リュウキは来たばかりだから、何故なのかは解らなかった。

「一体どうしたんだ?」

 リュウキはそう聞いた。どうやら、険悪なムードを出しているのはアスナの様だ。……いや、よく見ると険悪……とは少し違ったようだ。アスナは、何処か落胆している様で肩を落としていたのだ。

「ああ……これから訓練みたいなんだ」

 キリトがリュウキに説明した。 キリトの説明によれば、どうやら、幹部の1人ゴドフリーがキリトの腕に信用があまり無いらしく、それを示す為に55層から56層までの迷宮区を突破しに行かなければならないとの事らしい。

 その経緯を聞いたリュウキは、理解は出来ていたが。

「……75層まで行っているお前からしたら、肩透かしも良い所だな」

 リュウキは、そう言って軽く苦笑していた。確かに、キリトはヒースクリフに決闘で負けた。

 その過程は置いておくにしても、その腕は間違いなくここアインクラッドではトップクラスだ。共にBOSS戦を戦い抜いてきているリュウキも勿論思っているし、キリトの事を知っている者なら誰でも首を縦に振ると思う。

 ただ、突然余所者がギルドに所属し、それも有名な男であれば良い気はしないのだろう。

 そして、リュウキはアスナの表情から大体を察した。恐らく、反対をしたんだけど、押し切られたんだろうと。

「リュウキ君の言うとおりだよ……。それにキリト君は……あんなのに比べたら問題にならない位強いのに……」

 今は、落ち込み……というより憤怒で
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