第二章
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入って少し歩いた裏通りだった、そこでだ。
一人の風俗嬢がまさにミンチになっていた、内蔵は取り出されそれも切り刻まれていて壁に投げ付けられていてだ。
首は切断されかけていて顔にも手足にも幾つも深い傷がありだ。犠牲者が誰かすぐにわからない程であった。
今は血もなく何があったのかわからなくなっている、だが。
その現場に来てだ、本郷はすぐに顔を顰めさせて言った。
「きついですね」
「血の匂いがな」
「予想はしていましたがね」
「そうだな、凄惨だったそうだからな」
「それで見えますか?」
本郷は血の匂いを彼の鼻では匂いつつだ。
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