暁 〜小説投稿サイト〜
ロード
第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
内野手としても、というのだ。
「ちゃんと野球してるな」
「清原なんて守れないからな」 
 最早そうなってしまっていたのだ、こちらは。
「定位置にいるだけで」
「ボール受けるだけだよ、あいつは」
「ファーストでも守れよ」
「川上かよ」
 古い野球ファンが忌々しげにこの名前を出した、何でも打撃の神様とかいうらしい。
「川上は打つだけで守備はやる気もなかったがな」
「ああ、何でもあいつも定位置だけで」
「ちょっとボールがそれたらキャッチしない」
「打球が来てもセカンドに任せて自分はすぐベースに入る」
「そんなふざけた守備だったんですね」
「今の清原がそれだよ」
 そうした意味で川上哲治の再来だったというのだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ