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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第96話 白銀と漆黒の挟撃
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カウンターアタックとなり、通常よりも大きくよろけていた。……が、その位で、動きを止める事は無い。BOSSを冠しているモンスターは。

 再び、青い瞳が光り輝いた。
 BOSSの名に恥じぬ輝きを以って、狙いを定めたレイナの身体目掛けて剣をスライドさせる。先ほどリュウキに使った 刀スキル≪緋扇≫ の繋ぎに成る剣技だ。

「させるかあぁぁぁぁ!!!!!」

 リュウキは、レイナが技後硬直しているのを見てすかさず飛び込んだ。

 がきぃぃぃんっ!!と、けたましい刃音を響かせながら、後一寸程でレイナに届く前に、その巨大な剣を弾き返した。今度は圧されない。圧されてしまえばレイナに当たってしまうのだ。

「ッ!! リュウキ君っ!」
「体勢を……っ!! ぐっ!!」

 リュウキは、一度体勢を整えろ、と最後までは言えなかった。
 即座に反撃をしてくるこの悪魔から一瞬でも《眼》を逸らすのは危険すぎるからだ。

「レイッ!!!」

 そこで硬直から解放された、アスナが素早い速度でレイナの手を?むと、レイナを連れ、すぐさま数m程下がった。

「ナイスだッ! アスナっ!!」

 何よりも技後硬直が一番怖い。身体では理解しているのに、動くことが出来ないから、モロに攻撃を受けてしまうのだから。今回は、アスナとレイナの2人の内、レイナが狙われ、アスナは比較的安全圏だった事も功を成し、レイナを救う事が出来たのだ。アスナも、目の前で妹であるレイナが斬られてしまう所など、見たくない。だからこそ、動かすことが出来たと言えるだろう。


 青眼の悪魔の攻撃は、複数でスイッチを繰り返しすればそれを防ぐ事も出来るだろう。だが、如何せん敵の反応速度が異常なまでに上昇している。

 スイッチのタイミングを確認し、そして行う……じゃ遅すぎる程に。

 そして、アスナは背後に回り込み、すかさず攻撃を行った。

「やぁぁぁッ!!!」

 アスナの細剣上位スキル《ペネトレイト》が直撃する。突きの3連?は、正確に青眼の悪魔の身体を捕えた。このスキルは高命中技である為、ミスが少なく非常に優秀なスキルだ。


「よしっ!!! いいぞっ!!!」

 アスナの攻撃が当たったその時だ。キリトの声が、後方から聞こえてきた。

「アスナッ!!スイッチ!!!」
「ッ!!」

 アスナはキリトの声を聞いたその次の瞬間には身体を動かす事が出来た。それは、リュウキとレイナがしている様にする事が出来た。この時は、わかって無かったけれど、2人とも息のあった連携をする事が出来ていた。


「うおおおおおおおおおっっ!!!!!」

 キリトがエリュシデータで、向かってくる悪魔の尾を弾き飛ばすと。

 きぃぃぃんっっ!!!と再び弾く金属音が響く。そ
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