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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第94話 響き渡る悲鳴
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はレイナにそう言われすぐ納得していた。
「……りゅーき君にはわかんないよっ……。だって、キリト君とリュウキ君じゃ、タイプ……違うもん。」
アスナはそっぽ向きそう呟いていた。
アスナも、随分と大変みたいです。
だからこそ、両想いになって結婚まで出来たレイナの事が凄く羨ましい……って思っていた。そして、自分もいつかは必ず……と。
そして一行は、迷宮区の更に奥へと進む。
立ちふさがるモンスターたちを一蹴しながら。暫く入り組んだ迷宮を進み、後はこの先の角を曲がった先にあるBOSS部屋への一本道のみとなった。
「ふぅ……この先はもうBOSSの部屋だけなんだろ?ひょっとして、もう転移結晶で帰っちまったんじゃねー?」
クラインは刀を鞘にしまいながらそう言う。確かにそれが一番の理想だ。あのBOSSを目の当たりにして、変なちょっかいを出すより遥かに聡明な判断だろう。
「だが、……それは、希望的観測だろう?」
リュウキもそう思いたいと思っていたが。彼の嫌な予感は的中する事になる。
『うわあああああああああああああ!!!!!!!!』
この先から……悲鳴が聞こえてきたのだ。ただの悲鳴じゃない。絶望感が、聞いただけでも判る様な……そんな叫び声だった。
そして、この類の悲鳴は聞いた事はある。
……リュウキは勿論、キリトも。
「「「「!!!」」」」
その場にいた全員がどう状況かを即座に理解した。此処から先は、BOSS部屋しかない。その先から悲鳴なのだから。
「クソっ! アイツらっ!!!」
リュウキは、即座に反応し皆を置き去りに走り出した!
「リュウキ君っ!!!」
レイナも続いて走り出し。
「アスナ!!」
「うんっ!!」
2人に続いてアスナとキリトも向かった。
「お、おいっ!! ……くそっ!! こんな時に湧きやがって!!」
最後にクライン達だが、運悪くモンスターがPoPされてしまい直ぐには向かえなかった。
『うわああああああああああ!!!』
4人が走って向かっている時も悲鳴が止まる事は無く、その絶叫が辺りに響き渡っていた。
「も、もう!なんでよっ!!」
「ばかっ!!!」
アスナとレイナはその悲鳴を聞いて思わずそう言ってしまっていた。
なぜ、BOSSに向かっていったのか!?、そして何故、あの時にもっと強く止めなかったのか?とだ。
あの時のキリトの言葉や、何よりリュウキの言葉。……何も感じなかったのかと。
「ッ……!」
リュウキ自身は、後悔をしていた。あの時のメンバーの疲労感は目に見えていた。リーダーだけだ、彼らの事が……それがわ
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