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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第92話 姉妹の秘蔵の味
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じ意見のようだ。全てが未知数な以上は、防御を上げて望むのがセオリーだから。
「ん。他にはパリィで攻撃を捌く、と言う手もあると思うがな。どの程度防げるかも計れる」
リュウキがそう声を出した瞬間だった。
「もうっ! リュウキ君は、絶対無茶しないでよっ!?」
レイナは、過剰気味に反応していた。盾の防御以外でも、パリィで防ぐ事は出来るが、勿論タイミングを見誤れば多大なるダメージを負ってしまう可能性も高くなる。そして、当然スキルを使った後には硬直もあるのだ。
「……大丈夫だって。パーティプレイをする以上は個人プレイには走らない。作戦には従うさ」
リュウキはレイナを必死に両手で抑えながらそう答えた。とりあえず、レイナは興奮を抑えてその場に座る。
「……確かにリュウキの話も効果はあると思うが、安全サイドだと、片手剣使いでも 盾装備のヤツが十人は欲しいな……。でもまぁ、当面は少しずつちょっかいを出して、その傾向と対策ってヤツを練るしかなさそうだ。初見では危険度が大きすぎるし」
キリトはそう結論をつけた。これまでも、BOSSに関しては、一度でクリアをしたのは下層でのBOSSのみだ。中層から今現在の層付近のBOSSは、キリトの言うように即離脱をしながら、そのパターンや攻撃手段を確認。情報を公開しながら討伐をしてきたのだから。
アスナはそのキリトの結論には賛成だった。でも……、アスナは この時ある不審を思い出していた。
「ふぅーん、盾装備……ねぇ」
アスナは意味ありげな視線をキリトに向けていた。
「な、なんだよ」
「キミ、何か隠してるでしょ?」
ズバリ、ストレートにアスナはそう聞いた。
「いきなり何を……」
「だって、おかしいもの。普通片手剣の最大のメリットって、盾を持てることじゃない。でもキリト君が盾持ってる所見た事無いし」
その事はずっと気になっていたのだ。下層の時から、キリトはずっとこのスタイルだ。最初の方はまだいい。……が、敵の攻撃力が増してくるから、どうしても最大のメリットである盾に頼る事は多くなるから。
そして、レイナも深く頷いた。
「そういえばそうだね? キリト君の剣はロングソードに分類されるものだし、私達みたいな
細剣
(
レイピア
)
とは違うから。……ん? あっ! ひょっとして、スタイル優先って事なの?」
レイナはそうキリト聞くけれど、何故か、代わりにアスナが答えていた。
「えー、それは違うよレイ。だってキリト君だし。そんなの無いって。装備容姿を見てもそう思えるでしょ?」
アスナが言うように、キリトの装備は殆どが全身が真っ黒。ファッション的に考えたら……その、あれなのだ、と言いたいのだろう。
「何だか、失礼な事言ってr「だよ
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