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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第90話 4人のパーティ
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…役に立ってない? ……最大の功労者の間違いじゃないのか?」
キリトはにやけ顔を作りながらそう言っていた。その事に関しては、攻略組でもかなり話題となっているのだ。
正直、妬み、嫉妬の類もあったが、それと同じくらいあったのがキリトの言うように、リュウキと言うプレイヤーを最前線の攻略に没頭させた事。それがどれだけのものを齎したのかと言う事だった。
「…………」
リュウキはその事を否定なんて出来ない。何故なら、レイナのおかげで様々な事を知れたんだから。
人を愛すると言う意味を知れたんだから。
その代償が今現在の状況なら……、いや、代償なんて思いたくない。
「あは……」
それを聞いたレイナは、暗い表情から漸く笑顔を見せてくれた。
「……な?」
キリトはレイナに笑いかける。レイナは頷いた。そして、次にアスナの方を見た。
「だからさ? あんたもたまには、オレみたいないい加減なのとパーティ組んで息抜きするくらいしたって、誰にも文句言われる筋合いじゃない……って思うんだ」
アスナにそう言うキリト。
……レイナは笑顔を取り戻していたがアスナは まだ暗かったんだ。だけど、キリトのそんな言葉を聞いて何度か瞬きを繰り返してから……、苦笑いをしながら頬を緩めた。
「……まあ、ありがとう、と言っておくわ。じゃあ お言葉に甘えて、今日私達は楽をさせてもらうわね? 前衛をよろしくっ! お2人さん?」
アスナもレイナ同様に漸く……笑顔を取り戻せていた。
「だねっ! わぁ〜〜迷宮区でそんな楽できるのって初めてかもっ!」
レイナは、それを聞いて大喜びだった。……逆に随分と対照的な表情となってしまったのはキリトだ。
「って、いやいや! ちょっと! 前衛は普通交代だろう!?」
キリトはいきなりの決定に抗議していたが。これまた、随分と対照的な表情をしているのはリュウキ。
「まぁ……オレは別にどっちでも良いけどな? キリト、きついならオレがしてやるぞ?」
リュウキはあっけらかんとそう返す。それを聞いたキリトの第一声は勿論♪
「やっぱり嫌味クセーー!!!」
〜第74層 迷宮区〜
その場所は最前線であり、現在アインクラッドにおいて、最も危険地帯とも言える場所。そこには迷宮区を、今正に、攻略しようとする猛者が4名いた。流石に、ゲームも終盤付近、約3/4。
そこに配置されているモンスターの強さは、凶悪なものだ。安全マージンを取っていたとしても、決して安全では無いであろうモンスターの性能。アルゴリズムのイレギュラー性。……一瞬の油断で全ては終わってしまう、そんな修羅場。
だが……。
そんな場面でも、ものともしない
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