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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第84話 アルゴリズムの変化
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やレベリング……もあるが、主に行きたいところにいく。と言う事が多い。

 所謂デートと言うヤツだ。

 勿論、レイナは血盟騎士団の事もあるから、ギルド関係で出ているときもある。その時はリュウキは1人で行動をしている。そして、1人で行くときは、主に最前線で行動をしている。

 基本的にBOSS攻略は今までどおり大手のギルドが時期を決定しているから 1人でする様な事は無い。……というより、もうこの層、上位の層レベルになると、BOSS戦をソロで挑むのには遥かに危険が付きまとう。それは、上位の層だとかそんなの関係なく 当たり前であり、そんな無茶が、彼女から許されるはずも無い。

「ははは……。何より心配をかけるわけにもいかないから……な」

 そして、何より今の彼には帰りを待っている人がいる。……帰りを信じて、でも心配をして、待っていてくれている人がいるのだから。当然、無茶をする事は出来ないし、やらない。
 リュウキはそのまま、迷宮区を歩き視て回っていった。

「……ん?」

 暫く歩いている時の事。目算で凡そ4,50m先だろうか、このエリアで誰かが戦っているのが視えたのだ。
 最前線において、他のプレイヤーに出くわすのは良くある事。だが、それは60層台の攻略の時だった。最近は 最前線で戦っている数が減ってきている為だ。リュウキも前線で出会うのは1週間ぶりだったりする。
 
 そして、出会った相手というのが……。

「ああ、……成る程、やっぱりか」

 リュウキは、更に近づいて、はっきりと判った。そこに誰がいるのかが。
 全身黒一色……とまではいかないが、それに近しい装備。自分自身も他人の事、言えるほどセンスがある訳ではないが。そこに誰がいるのかはそれだけで、一目瞭然だった。
 それは、《黒の剣士》そうキリトだ。

 キリトが、丁度 リザードマンロードのソード・スキルを掻い潜り、ソードスキルを一気に叩き込んだ。

“片手剣最上位スキル”《ファントム・レイブ》

 6連撃に及ぶそのスキルは、片手剣においては最も強力なスキルだ。そして相手の全基本能力が下がる追加効果もあるスキル。だが、追加効果は、全く意味を成さなかった。
何故なら、そのスキルが決まりきったところで、相手のHPが0になり砕け散ったからだ。

 モンスターを倒したのを確認すると、キリトは一息をついていた。表情から読み取るに決して、余裕はあまり無いようだ。リュウキは、キリトに近づいてゆき、声をかけた。

「……大丈夫か?」
「ッ! っとと」

 背後からの突然の声にキリトは大層驚いたようで、思わずバックステップをして、見事なその身のこなしで、向き合った。

「はぁ……何だリュウキか? 驚かすなよ」

 キリトは背後にいるのがリ
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