知人の知られざる夢
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「うぅぅ…うーん…」
「ん、そろそろ起きるかな」
「う、うーん…むにゃむにゃ…」
「……二度寝か」
散乱した本、至る所にある瓶、ちょっとした家具。
ブカブカのローブを着た背が低く薄い金髪の少女。
ここはそんな彼女の家か何かのようだ。
少女は火で温めた瓶に1つ息を吹きかける。
次の瞬間辺りはきらびやかな煙に包まれた。
「これやっとけば起きた時に驚きそうだな」
「でもこの谷に辿り着くなんてどうやったのか、魔法?仙術?空を飛んだのか?出来るなら是非見させてもらいたいものだよ、ねぇスランキ」
彼女は黒っぽいトカゲに話しかけたようだ。
だが残念な事に言葉は話せないらしい。
「こいつが起きるまでに材料とか採ってこようとしようかな」
西洋風の短剣を袖の中にしまい灯りを消して彼女は家を出た。
……
…………
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