暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第82話 夢の初めに
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みてくれてないのかな……。とも思ってた……」

 レイナが思い出したのはその事だった様だ。

「……ん?? なぜだ? レイナはどう見ても女の子だろう? そんな事は無いぞ? それは初めからな」

 リュウキはリュウキでいたって普通にそう返す。流石はリュウキ君だ。 初めは結構気にしていたレイナだったんだけど、もう口元に手を当てながら笑っていた。もう、いい思い出になっていたのだ。

「……あ、だけどな……」

 リュウキは ふぅ……っと息を吐くと続けた。

「……最初にレイナが言っていた事だが、その考えと真逆だよ。あの時 異性との付き合いは殆ど無かった。どう接すれば良いのかも判らなかった…。だからあの時の事は、戸惑ったりする理由とかもはっきり判ってなかったんだ。ほら、確か あの時は アルゴと鉢合わせした事もあったよな?」
「わぁぁっ!!!! それは思い出さなくていいよっ!! っと言うより、思い出さないでっっ!!」

 レイナはブンブン手を振りながら頭の上に、漫画であれば浮かんでいるであろう回想を消去!! するように、リュウキの頭上の回想を削除させた。
 何せ、あの時は 確かお風呂上がりに鉢合わせしてしまったのだから。……あの時、アルゴにバスルームに入ってこられなくて良かったとも思えているが。服はちゃんと着ていたし。

「ははは……。ん?」

 リュウキは、何かを思い出したようにレイナの方を見た。

「な……なに?」

 リュウキは何か判ったような表情をしている。レイナにとっては、嫌な予感しかしない。そして、数秒後……考えに間違いはなかった台詞がきた。

「そういえば……、あの時、アルゴが言ってた『よろしく ヤッテル』って言うのは、この事n「だめーーー!!」ッッ!!」

 レイナは素早くリュウキの口を右手でふさいだ。

「もがっ……。」

 その速度はまさしく閃光……、気がついたら手で口を抑えられていたって感じるほどだ。もしかしたら、この時、閃光を……光速を超えたのかもしれなかった。ステータス以上、敏捷値(AGI)以上の速度なのだから。

 その後、レイナは、はっ!!っとして、離してくれた。

 リュウキは息が出来てなかったから。でも そこは百戦錬磨のリュウキ。息を止めるなんて10分は楽勝で できる自信があるようだ。……んな無茶な。って思うが彼はやっちゃいますから、軽くスルーしてください。

 そして、レイナの表情は真っ赤だ。

 リュウキは少し考える。息を止めていた時も、ずっと考えていた。レイナが慌ててとめていると言う事は……。

「……と言う事は間違いないのか?」

 そう聞いた。でも、レイナからは返答はない。

「だ、だから〜〜〜ッッ///」

 レイナはまたまた
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