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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第81話 信じて、信じられて
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イナの事は好き。大好きだ。でも。そこから 先は、どうすればいいのかが解らなくて……」
そう言うと、リュウキは俯かせて更に赤くなった様だ。それを見て、何だか、とても久しぶりに、リュウキのその姿が凄く可愛いとレイナは思ってしまった。
「ッ……///」
だから、思わずレイナは抱きしめていた。リュウキも、遅れてレイナを抱きしめ返した。
「あっ……」
リュウキはある事を思いついたようだ。
「レイナ……」
耳元で囁く。
「なぁに……?」
「……オレは嘘は絶対に言わない。だから……レイナを好きって言うのは本当。そして、誰よりも君を信じてる」
「うん……私も……。」
リュウキは、早まる鼓動を整えつつ、心を強く持って。
「……だから、その、け、けっこんを……してくれないか?」
レイナに、一世一代の告白をした。
慣れてないから(まあ、普通は慣れるものじゃない) 正直かなり、ぎこちない。そう、それは以前アスナやレイナが言った言葉。結婚は信じて信じられて、お互いが好き同士じゃないと成り立たないと言っていた。
だからこそ……リュウキはそう言ってくれたんだろう。自分のことを信じてくれていて……そして好きだと言ってくれたから。
「ッ…………はい」
レイナは微笑みながら、そして最上級の笑顔で受けてくれた。その瞳からは一筋の涙が流れ落ちていた。リュウキはこの笑顔……きっと生涯忘れる事は無いだろう。
想いが伝わって、1つの形になったのだ。……とても嬉しい、と言う言葉だけでは表しきれない。
好きと言ってくれて、その上 その最終形態と言える結婚を受け入れてくれたのだから……。
あの日、彼の事を好きになったあの日から、ずっと……ずっと、夢見てた事が現実になったんだ。
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