第11話
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私とは違う意見だった。すると、それを聞いたあむちゃんは走り去ってしまった。
「あ!待ってよあむちゃん!!」
「落ち着いてくださ〜い!」
ランとスゥが慌ててそれを追いかける。でも、ミキとダイヤだけはここに残った。それに気付いたエイミーが二人に話しかける。
「あなた達は追いかけなくていいの?」
「この事はあむちゃん自信が考えなきゃいけない事だからね。」
「ええ。あむちゃんが自分の考えていた事を理解して、その上でどうするか。それはあむちゃんが自分でやらなくちゃいけない事なの。」
「中々、手厳しいわね。」
「しゅごキャラは基本持ち主の味方だけど、それは常に優しくするって意味じゃ無いからね。」
ミキのその言葉に、私は友達や仲間との接し方を考えさせられた。でも、今はそれより・・・
「ねえ、あむが走って行っちゃったけど、何があったの?」
しゅごキャラが見えて無いさやかちゃん達に説明しないと。
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見滝原の外れ。そこで僕は1人の少女に会っていた。
「やあ、久しぶりだね。」
「ええ、久しぶりですね、キュウべえ。」
彼女はかつて僕が契約した魔法少女だ。魔法少女歴はそこそこ長いけど、彼女単体の強さは大した事は無い。でも、彼女にはそれを補って余りある“魔法”がある。
「今日は一体どうしたんだい?ここは君の縄張りから結構離れてるんだけど。」
「実はですね、見滝原は私が貰う事にしましたの。だってここ、相当な狩場なんでしょう?巴マミに1人占めさせるのは勿体無いですよ。」
「そうかい。でも、衝突する事になったら気を付けた方がいいよ。」
「大丈夫。ベテランとはいえ、魔法少女1人くらいなら余裕です。」
「いや、実は少し前にもう1人と契約したんだ。しかも、この街にはイレギュラーな魔法少女や、オリジナル魔法少女が3人も居る。」
「オリジナル魔法少女?なんですかそれは?」
「僕達が魔法少女システムを生み出すにあたって参考にした存在さ。現在、うち二人が魔法少女とほぼ同等の力を持つ第2形態まで変身可能だから、そっちにも気を付けた方がいいよ?」
「そうですか。でも、何人来ようと勝つのはこの“優木沙々”です。」
続く
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