第11話
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その後、ゆまちゃんをどうするかが問題になった。まだ小さいのに、両側の居なくなってしまったこの子はこれからどうすればいいんだろう?
「ゆま、あなたに頼りに出来る親戚は居るかしら?」
その時、織莉子さんがゆまちゃんに聞いた。すると、ゆまちゃんは頷きながら答える。
「うん。おじいちゃんとおばあちゃんが。」
「なら、その人達の所へ行きましょう。」
「方法はそれだけじゃないよ。」
その時、キュウべえが話に割り込んで来た。
「ねこさん?」
すると、ゆまちゃんはキュウべえを見ながら首を傾げた。って、ゆまちゃんキュウべえが見えてるの!?
「僕はキュウべえ。ゆま、君に僕が見えていると言う事は、君には魔法少女の才能がある。」
「そっか!キュウべえにゆまちゃんのパパとママを生き返らせて貰えば!!」
すると、あむちゃんが立ち上がりながら言った。でも・・・
「私は反対よ。」
織莉子さんがそれに反対した。
「ちょっと!何で!?」
「あむ、忘れて無い?魔法少女になったら、魔女と戦わないといけないと言う事を。」
「そだね。あたしもそんな小さい子に魔法少女やらせるのは反対だよ。」
「私も。」
「私もキリカと同意見だね。」
さやかちゃんとキリカさんそれにレンも、ゆまちゃんが契約するのには反対みたい。そして、織莉子さんは今度はゆまちゃんに向かって言った。
「ゆま。確かにその子にお願いすれば、ご両親は生き返らせて貰えるわ。でも、その代わりさっきのみたいな怪物と戦わないといけなくなるの。それでもいいの?」
それを聞いたゆまちゃんは悩む素振りを見せた。そして・・・
「・・・ゆま、おじいちゃんの所に行く。」
ゆまちゃんは、魔法少女にならない事を決めた。
「ゆまちゃん!どうして!!」
「戦いたく無いのなら、僕は強制しないよ。」
あむちゃんが驚いて詰め寄るけど、キュウべえが引き下がったから、それ以上言えなくなってしまった。
「あむちゃん。」
その時、ミキがあむちゃんに言った。
「もしかして、キュウべえにゆまちゃんのパパとママを生き返らせてもらう事で、助けられなかった事を無かったんじゃないの?」
それを聞いた途端、あむちゃんは愕然とした表情になる。
「ち、違う!あたしはそんな事考えて無い!!」
「そうだよ!そんな言い方って無いよ!!」
あむちゃんだけじゃなくて、私もミキに反論した。そうだよ。あむちゃんだって、後少しで助けられたのに、助けられなかったのが悲しいだけなのに。
「まどか。ミキの言う通りよ。」
「そうだね。無意識にそう考えていたとは考えられるんじゃないのかい?」
でも、エイミーとレンは
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