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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第78話 リズの憂鬱
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ゃないけどさっ」
リズは笑いながらそう言っていた。
「……そう、か」
リュウキは、手渡された当初は、よく判っておらず、きょとん……としていたけれど。直ぐに表情は綻ぶ。柔らかい表情で……頬を緩めた。
「ありがとう……リズ」
そう言うとリズに向かって微笑んだ。
「ッ……///」
その笑顔を正面から見てしまったリズは、心に ズキュンっ!! っと、何かが来たみたいだ。一気にリズの顔が紅潮していた。リュウキの事、全く興味は無い……なんてことは決して無いけれど、アスナとキリトの件も有る。
よそ見しない!って思っていたんだけれど、その信念を蹴散らされる……ような高威力だった。
「……? どうかしたのか?」
リュウキは固まってしまったリズを不審に思い顔を覗き込む。
「ッ!! な、なんでも無いってッ///」
また正面からだったから、リズ思わずそっぽ向く。
そして……、リズは心底思った。
「……この天然たらし、ジゴロ……」
ぽつりと。……っと言うより言葉に出ていた。その声が辛うじて聞こえたのか、リュウキは振り返り
「……ん? 何だ?」
そう聞き返していた。だから、リズはすぐさま続けた。
「何でも無いって! さっ、飲んじゃお!」
リズはピチピチッと顔を二度叩き、正面を向いた。幸いな事にリュウキは普段の顔に戻っている。
今なら……見ていられる!耐えれる!!
そしてその後
他愛の無い話を少しして、リュウキの作業を傍で見て明日の簡単な準備をして……リズは工房を後にした。
その寝室のベッドの上で突っ伏してて、思うのは1つだけ。
「あ〜〜〜も〜〜、ったく〜〜 もうっ ほんっとに羨ましい……」
そのまま就寝についた。リズは今日は、そんな感じだった。
だけど、今度こそは、レイナの為に一肌脱ごう。とも改めて決意をし直すリズだった。
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