暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第76話 鍛冶職人リュウキ?
[1/7]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
そして、その後暫くして。
リズは、一応アスナに連絡を取ってみた。アスナの返信は思いのほか早く、間違いなく目の前の人物はリュウキだと言う事もわかった。その内容から、信頼出来るプレイヤーの1人だと言う事も良くわかった。アスナに、今日の事情を説明して驚いてはいた様だけど。
彼は、考え無しな行動はしないとの事だった。
だから、リズは最終的には頷いた。
「じゃあ……一応副団長殿からも聞いたことだし……信用する。良いよ。好きに使ってくれて」
「ああ……助かるよ。ありがとう」
リズがそう言うと、リュウキは軽く頭を下げて礼を言った。その行動を見て。
「いやいやいや! まず、間違いなく得してるのは私だから、たった、それだけでコレだけのモノ貰ってるんだから! 正直足りないって思うくらいだよっ!!」
リズは両手を左右にブンブン振った。得をしたのは間違いなく自分だから。
この少しのやり取りで、たった一瞬で 自分の全財産が5〜6倍以上に膨れ上がったのだから。正直、これは宝くじに当たった感覚に近い。
「……いや、確かにそう思われるかもしれないが、オレにとってはこっちの方が重要だから」
リュウキは工房を視渡しながらそう答えた。
「……それで? ここで、何をするのかな? 白銀のリュウキ様はさ?」
リズはニヤッと笑いながらそう言う。どうやら、以前から彼女はアスナやレイナにリュウキの事……色々と聞いていたみたいだ。主に、レイナに愚痴られる様にだけれど。
それでも性格面は、自分自身が見て、接しないと本当の部分は見えないって思っていた。特にネットゲームでは尚更だから。
リュウキの事を知った今、リズのその口調が柔らかいものに変わっていた。
「………」
リュウキは、ムスッとしていた。からかわられている事が解ったからだ。
「ははっ、冗談だって、冗〜談!」
そんなリュウキの顔を、仕草を見て、リズは笑っていた。正に予想通りの反応だったから。
「……あの2人の友人だな。間違いなくお前は」
リュウキは、リズの事を見てそう思い、そしてため息をしていた。
「それはどー言う意味かな? それより、私も名前で呼んでよ。お前〜より、そっちの方が良いからさ。リズでヨロシク!」
「……わかった。よろしく頼むよ。リズ」
リュウキは軽く頷くと再び工房を視回していた。
「……で? ほんとに何を作るの? 見たところ、リュウキは片手直剣使ってるみたいだけど」
リズは、興味津々と言わんばかりにそう聞く。当然だ、相手は半ば伝説近くになっているプレイヤーの1人。そんな男が鍛冶スキルを極めている……なんて知ったのは自分だけ。
そして自分も鍛冶職人だから。気になって仕方が
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ