暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第74話 鍛冶職人 リズベット
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、と興味が抱かない訳はないだろう。



 そして、それは直ぐ後、数日後の事だった。



 いつも通り、鍛冶に精を出していると、店に全身黒ずくめの男性プレイヤーが来たのだ。


 その男は 来るなり、色々あって店一番の剣を叩き折ってくれやがった……。その言い方は女子には相応しくないが、それだけ衝撃だったんだ。最後は意地になって、納得のいく武器を、店一番の武器を折ったその武器よりも強いのを作ってやると、言って、男と共に《金属鉱石(インゴット)》を取りに行くことに決めた。
 自己紹介をしあって、パーティを組む事になる。


 男の名前は《キリト》だった。


 初対面、だと言うのに、いきなり呼び捨てで呼び合って……つまりは、剣を折られた事もあってか、第一印象は最悪だったが、仕様がなしに、なし崩し的に2人は採掘に向かった。

 場所は、雪山で 狙いは《ドラゴンの討伐》
 そのドラゴンは水晶を餌として、体内で金属に精製する。と言うヒントをNPCから得ていた故に、それが最も有力だった。

 だが、情報にはまだ続きがある。ただ単純に討伐をするだけではなく、鍛冶職人(マスターメイサー)が一緒じゃなきゃ出ないのではないか? と言う一文だった。

 だから、パーティを組んだのだった。

 初めはキリトは渋っていたんだが、リズは 鍛冶職人(マスターメイサー)、自分自身が必要だろう、と言う情報の事を切り出し為、折れたキリトは渋々パーティを組む事を了承したのだ。
 一緒に雪山へと向かう事になった。



 そして、一緒に行って死にそうになったんだ。



 それはリズベット自身のせいだった。……ドラゴンのブレスを受けて大きな大きな縦穴の中に落下してしまった。上る事も出来なきない大きさ深さだったから、そこで野宿をした。


 普段なら考えられないけれど、この時……、リズベットは キリトの温かさを知った。


 手の温もりは決してまやかしなんかじゃない……と。キリトは、何だかムカつく事、何度も言ってたんだけど……、決して見捨てない。誰かを見殺しにするくらいなら、一緒に死んだ方が良いとまで言っていた。

 心から、その優しさに触れる事ができて、そして知る事ができたんだ。

 確かに、アスナやレイナと一緒にいる時も、楽しく 温かい、と言う表現が取れる。……だが、キリトといる時に感じた温もりは また種類が違ったんだ。


 その後も、色々と大変だったけど、無事に目的の金属鉱石(インゴット)を入手した。


 入手方法、本当の入手方法は、情報通りではなかった。――……それ、、思い出すのも嫌だから、省略する事にする。


 入手の過程は最悪だったかもしれないが、それでも、その|
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