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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第74話 鍛冶職人 リズベット
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てなかったっけ?』
そうリズベットが聞くとアスナは照れたように笑いを浮かべていた。……話を聞くと、どうやら今日は、オフにしてもらったとのことだった。その理由が人に会う約束があって……との事。
『詳しく聞かせなさいよ! 誰と会うの?』
『ひっ、ひみつーー!』
リズベットの言葉に、アスナは頬を僅かに染めながらそっぽを向いていた。それを見たリズベットは、完全に確信する。
そして 深く頷くと。
『そっかぁー! あんたこのごろ妙に明るくなったと思ったら、とうとう 男が出来たかぁ!』
リズは、うんうんと頷くと、それを訊いたアスナは、頬を真っ赤にさせ 慌てて否定した。
『そっ! そんなんじゃないわよっ!』
否定はしているものの、アスナの表情は、よりいっそう赤くなっていく。留まる事を知らない程に。
『そんなので否定出来ているのかね? この子は……』 と、リズベットは思えてしまい、尚更面白おかしくなり、更にからかいたい衝動が出てきた。あわよくば、相手の事を聴き出してやろう、とも思っていた 丁度その時だった。
『そうなのそうなのっ♪ お姉ちゃんにも春が来たんだよっ? ず〜っと前から、気にはしてたんだけどねっ!』
そんな陽気な声と共に、そこにふわりと上から飛び降りてきた少女がいた。
というより、いきなり頭上から飛び降りてきたから、正直な所 2人とも驚いた。其々に集中させていたから。
『『わぁっ!』』
リズベット・アスナ共に、衝撃だったから驚いていたのだが、相手が誰なのかが すぐに判ったから、落ち着かせ、リズベットに至ってはため息を吐いた。
『ったくもー……ほーんと、あんた達は 似たもの姉妹よね? 勝手知ったる他人の工房……ってか? っとと、それより、やっぱりなの? レイ?』
『そーそー!』
そう、工房に突然現れたのは、アスナの妹の《レイナ》 今、リズベットが理想としている姉妹がここに揃った。
リズベットはアスナからレイナの方に向いていた。レイナは、頷いて肯定をしていた。妹が言っているのだから間違いは無いだろう。
『ちょ、ちょっと! レイっ!!』
『えっへへ〜♪ 良いじゃんお姉ちゃんっ。だって、ホントの事だもんっ!』
楽しそうに絡んでいる2人。友達……と言うより、親友であるアスナ、そして自分にとっては歳下だから、後輩だと言えるんだけど、正直堅っくるしいのはキライだから、妹のレイナも親友のようなものだ。……2人を見ているのが凄く楽しいんだから。話をしている時が、最高に楽しいから。
この時に、アスナに男がいる。間違いなくこの世界に好きな男性プレイヤーがいると言う事もわかった。この女の自分から見ても美人さんなアスナを落した男はどれ程の男なのか
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