暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第73話 心の変化と彼女の想い
[3/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ない……からっ!」
レイナは、リュウキの側に来てそう言った。
レイナはリュウキの事が好きだ、……彼のこと、本当に大好きだって思ってる。
確かに格好良いって思った。初めて会ったときも勿論。でも……、顔だけで判断するような事は決してない。だから誰構わず好きになる様な事は決して無い。確かに切っ掛けは一目ぼれ、そうかも知れないけれど、リュウキの全てを好きになってしまったと思う。だから……リュウキのことはこの世界で誰よりも知ってる自信はある。
レイナは頑張ってリュウキを見てきたから、だから判るんだ。
リュウキは、1人を好むのだけれど、何処か悲しい表情もしている時がある。……そして 何よりも優しいんだ。リュウキが、胸の奥に抱えている何か……それも知った。教えてもらった。
過去、一緒に仕事をしていた仲間が、仲間と思っていた人たちの画策で、捕まってしまった。彼の言い方じゃ、その人がどうなってしまったのか……考えられるのは少なくない。でも その考えは殆ど良い意味なんて無い。
そんなの……絶対に聞けない。でも、リュウキは打ち明けてくれた。
きっと、他の誰にも話しをしていない。恐らくはこの世界で最も長く一緒にいるであろうキリトにも。だけど、リュウキはレイナにだけ打ち明けてくれた。
レイナは力になりたいとも想っていたから……その事も凄く嬉しかったんだ。
「そうか……」
リュウキは、ふぅ、っと息を吐き出した。落ち着かせる様に。そんな時だ。
「ねぇリュウキ君? 誰かを好きになるってとても大切な事だよ?」
アスナは笑いながらリュウキの側へと来た。そして、レイナの肩も一緒に掴んで、互いを寄せ合う様にする。次のアスナの言葉にレイナの表情が一変する事になる。
「ねぇ、レイの事……なんてどうかな?」
初めは、何を言っているのかわからなかったようだ。所々、からかわれていると言う事はあっても……ここまでストレートに言うなんて事ないから。
「………レイナの事、を?」
リュウキは、そこまで 意識をしていなかったが、訊かれたままに レイナの方を見た。レイナは、驚愕、と言うより、完全に固まっていた。
アスナの方を見ながら。
「…………」
リュウキは、レイナを暫くじっと見た。
「ッ………」
リュウキは、少しレイナを見た後 直ぐに顔を逸らせた。その反応を見たアスナは完全に確信した。
レイナに『キャーキャー! お、お、おねーちゃーんっ!』っと言われながら、ぽかぽかっと叩かれながら、『どうどう!』っとレイナを抑えていた。
そんな中でも、アスナは間違いないと確信した。リュウキは、きっとレイナに好意を持っていると言う事に。
その気持ちが、そう言う意味
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ