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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
奈落の淵
第35話
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還して会社に戻ったとしても、即厄介払いされる程度でしょう。それだったら、ここでずっと釣りをやった方がいいと。』
キリト『……。』
ニシダの言葉に、キリトは掛ける言葉が無かった。
サチ『そう…なんですか。私はこのデスゲームに囚われてからは、ジレンマを抱えていました。』
すると、サチが話し始めた。
サチ『私は元ベータテスター。攻略組に入ろうと考えた事は何度かありました。けど、友達を見捨てる訳には行かない。そのジレンマで、ずっと苦しんでいました。ですが、そんな私を…キリトは救ってくれたんです。それ以来、キリトは私に力をくれました。SAOを、生き残る為の力を。だから私はその力を使って、キリトを守る。私を救ってくれたキリトの為に。』
キリト『ははっ……。』
サチの言葉に、キリトは苦笑いした。
ニシダ『そうですか。キリトさんサチさん、あなた達は、世代を超えた私のお友達です。あなた達にお会い出来て、私はとても嬉しいです。』
キリト『俺も嬉しいです。あなたのような方に会えた事が。』
サチ『私もです、ニシダさん。』

雑談の後…、
ニシダ『スッカリ時間をとってしまいましたね。ここで失礼します。頑張って下さいね。』
サチ『はい、頑張ります。そして、また戻って来ます。その時は、また話し相手になってくれませんか?』
ニシダ『勿論です。いつでも相手になってあげますよ。』
キリト『その時は、俺もお願いします。』
ニシダ『勿論ですよ、キリトさん。』
ニシダに一瞥したキリトとサチは、転移門に入った。
サチ『では、行って来ます??』
キリト『必ず戻って来ます??』
ニシダ『ええ、行ってらっしゃい??』

その後キリトは、転移先を設定した。
キリト『転移、^グランザム^??』
≪パアーーッ??≫
キリトの言葉に呼応するかの様に、門は青く光り、2人は第55層に転移した。
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