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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
奈落の淵
第35話
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シダ『こりゃあいかん、我々も直ぐに……??』
キリト『いえ、ここは俺達に任せて下さい??』
ニシダ『解りました。気を付けてくださいね??』
キリト『任せて下さい??サチ、行けるか?』
サチ『準備万端、いつでもいいよ??』
ニシダもキリトとサチと一緒に逃げようとしたが、キリトとサチに、ここは任せて欲しいと言われたニシダはあえて思い留まった。そしてキリトは、サチに声を掛けた。サチの準備は万端であった。
キリト『よし、行くぞ??』
サチ『解った??』
素早くウインドウを操作して武装した2人は、即座に武器を装備して主を迎え撃った。

数分後、キリトとサチのコンビネーションにより、主はポリゴン状となって消滅した。
ニシダ『凄く強いですね。流石は攻略組の方ですな。』
サチ『嫌々。』
キリト『それ程ではないですよ。』
ニシダは2人を賞賛した。一方のキリトとサチは照れ臭そうな表情を浮かべた。
サチ『そういえばキリト。主との戦闘後に何かドロップしたんじゃない?』
キリト『ああ、そういえばそうだったな。』
サチにそう言われたキリトは、ウインドウしてドロップアイテムをオブジェクト化した。すると出て来たのは、銀色に輝く1本の釣り竿だった。
ニシダ『おおこれは、まさかこんな素晴らしい竿に巡り会えるとは??』
ニシダは目を輝せながら言った。ニシダの言葉から察する所、レアアイテムと言った所だろう。
キリト『これをニシダさんに差し上げます。今回のお礼です。』
ニシダ『本当ですか??ありがとうございます??』
キリトから竿を受け取ったニシダは大いに喜んだ。
そしてその後も、会場は盛り上がりを見せた。

ーーーーーーーーーー

その晩、アスナからメールが届いた。
「第75層のフロアボスの攻略への参加を、団長が要請して来た。」
と言った内容であった。
つまり、キリトとサチの穏やかな新婚生活は終わった事を表していた。

_______________________

翌日の朝、支度を済ませた2人は武装して家を出た。(この時のキリトの服装は、アニメの時の姿と同じ。)
転移門前に到着すると、そこにはニシダの姿があった。何故いるかと言うと、キリトがメールで伝えたからだ。

そして、3人は話し始めた。
ニシダ『行くのですね?』
サチ『はい。』
キリト『俺達は一刻も早く、SAOをクリアしなければならないのです。このデスゲームから解放される人達の為に。』
ニシダ『そうですか。』

それから少し間が空き…、
ニシダ『私は正直に言う所、あなた達のような人達が最前線で戦っている事が、この世界でない気がしていました。もしかしたら、もうここから出られないとね。』
サチ『そうでしたか。』
ニシダ『私はもう歳です。今更現実世界に帰
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