戦いの不協和音
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
けたビックスローは、そのまま大量の牛の下敷きになってしまう。
「あ・・・そんな・・・私のせいで・・・」
助けられたウェンディは牛に押し潰されるビックスローの方を向く。そこには、山1つ分くらいはあるのではないかという程高い牛の山ができていた。
「ビックスローさーん!!」
ウェンディは大切な仲間の名前を叫んだが、ビックスローは返事をすることができなかった。
その頃、シリルたちは・・・シリルside
「ねぇまだ〜?」
「あと少しですよ」
「もうちょい頑張れ」
俺たちはまもなく目的の教会へと到着する。現在俺たちは、先頭が俺でそこから少し離れたところにマックスさん、またそこからも少し離れてエバーグリーンさんという順番になっている。
俺は目を使って教会を見てみる。そこにはすでに評議院がいて、教会を守っていた。
「評議院は行動早いなぁ」
俺はそんなことを言っていると、突然後ろから爆発音が聞こえる。
ドドンッ
「!?なんだ!?」
俺は驚き後ろを見る。そこでは、さっき通ってきたはずの道に大きなクレーターができていた。
「己の声に滅べ」
砂煙から現れたのは、六魔将軍のコブラだった。
「ぐはっ・・・」
「うぅ・・・」
そのクレーターの中では、マックスさんとエバーグリーンさんがキズを負って倒れている。
「マックスさん!!エバーグリーンさん!!」
「おめぇらに聞きてぇことがある」
俺が二人を心配していると、コブラは平然とそう言う。
「キュベリオスを知らねぇか?」
「キュベリオス?」
俺はその質問に対して呟く。なるほど、以前聞きたかったのはそのキュベリオスってののことだったのか。
「そうか・・・知らねぇか」
「何勝手に納得してやがるてめぇ!!」
コブラに体を起こしてマックスさんは叫ぶ。
「この人は相手の思考や動きを聴く魔法を使うんです」
俺はコブラの魔法について説明する。
「それ、軽くセクハラじゃないの!?」
エバーグリーンさんはコブラの魔法を聞いて驚いているが、今はそんなこと言ってる場合じゃないよね。
「もうおめぇらに用はねぇ」
コブラは指を鳴らす。すると、以前のような声の圧力が俺たちを襲う。
「水竜の盾!!」
俺はマックスさんとエバーグリーンをその声から守るために水の盾を展開する。
コブラの魔法の威力で辺りは爆発を起こしたが、盾のおかげで全員無事だった。
「なんだ?今のは」
「聴くだけの魔法じゃない」
俺の後ろにいるマックスさんたちはコ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ