第六章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
「全くだよ」
カルロは笑って言うのだった、そして数年後実際にレギニータの結婚式を豪華に行い店の内装もリニューアルした。それから今も店にいる娘にそのティナラクブラウスを見つつ言った。
「本当にいい服だよ」
「私達のお店をよくしてくれた」
「こんないい服はないな」
「そう思うとね」
「この服は幸せの服だ」
「ええ、魔除けの服っていうけれど」
「俺達にとっては幸せの服だよ」
こう笑顔で言うのだった、自分もその服を着ている娘に対して。その娘のお腹は少し膨らんできているがカルロはその腹も見て目を細めさせていた。
ティナラクブラウス 完
２０１５・７・２９
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除