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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
四十九話、それぞれの会話
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「重要人物保護プログラム?」

一夏と龍也が話をしているあいだ、中庭で待機している束、千冬、アリシア、そして優衣……

アリシア、優衣の二人が他の子供達と遊んでいるのを見ながら束と千冬の二人が話をしていた……

「うん……この前、私を手に入れる目的で箒ちゃんを誘拐しようとした連中が出たの……偶然通りかかったお父さんが誘拐しようとした連中を蹴散らしたから何ともなかったんだけど…」

この事を知った国際IS委員会が日本政府に、私達に対する重要人物保護プログラムの適用を持ちかけて来たのである

これには日本政府も割りと前向きに検討してるらしいので、問題はない

「成る程………本音としてはお前に対して恩を売っておき、あわよくばお前の持つ知識を得たいんだろう」

「うん……だと思う、だから……」

そこで束が決意を込めた目をして言う

「ミッドチルダに逃げる」

●○●○

〜千冬視点〜

「……は?」

今、束がすごいことを言った気が……?

「あ、一応両親には話を通しているの……『自分達が囮になるからミッドに移れ』って……お父さんが先に言った事だし……」

つまり、こういうことか?

束をミッドに逃がすために自分達は重要人物保護プログラムを受ける……と

「家族皆で行ったら不振がれるから……それに、このままだったら箒ちゃん、いっくんの事殺しちゃうかも……少し距離を取らせないと……」

束はそう言って悲しそうな顔をする

「……そうか……」

私はそう答えるしかなかった……

〜千冬視点終わり〜

●○●○

「ほ〜、そんなことが……」

「あぁ、お陰で友達も俺から距離を取るようになってさ……抗議したら返ってきたのは竹刀の暴力……で、そんな日々の結果が……」

「此れ(入院)か……もうそれ好意じゃないな、依存だ……お前の気持ちが痛いほど伝わるね、なんか……」

一夏の話に龍也はかなり同上していた……

「そう言えば、一夏……」

「ん? 何だ、龍也?」

もうすでに名前で呼びあうほど仲良くなった様である

「一応聞くけどその箒って子に対してどう思ってんの?」

「あまりお近づきになりたくない」

一夏、即答である

龍也は其に畳み掛ける

「じゃあどういう子が好み?」

「ん〜…しいて言うなら大人しい子かな? もしくは癒し系?」

「(ニヤリ)…例えば?」

「"眼鏡っ子"とか"のほほん"とした…って何言わせんだよ!?/////////」

顔を赤くしながら突っ込む一夏

「良いだろ? 男同士だし……一応聞くけどやっぱり千冬さんの影響?」

「……うん、確かに千冬姉って男っぽいから……」

「あぁ、確かに
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