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ダンジョンにSAO転生者の鍛冶師を求めるのは間違っているだろうか
アカギミナト×武器製作×ヘファイストス様
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当に久しぶりだから役に立ってあげたいのだけど、今工房にちょうど空きがないのよ」
「い、いえ、なかったらないでいいんです。これは俺の勝手なお願いなんで」
本当に申し訳なさそうにするので、恐縮し、慌てて答える。
「だけど、何でここがばれたんだろうか?」
答えた後に、かなり遅ればせながら、ふと疑問になったことを口からこぼした――が、
「他に何かあった?」
そのことを深く思考するに至る前にヘファイストス様の声に意識が引き戻される。
「い、いえ、特に」
「そう。だけど、工房の場所がばれたのはまずいわね。私の方で別の方法を考えさせてもらうわ」
と、言い残して朱髪を翻して扉に向かうヘファイストス様の背中に、
「それほどには及びません。こちらでどうにかします」
と、言ったが、
「いいわよ、気にしなくて。私が好きでしていることよ」
ヘファイストス様は俺に振り返ると、ニッコリしながらそう言って、俺に返事をさせる間もなく、扉を開け、去っていった。
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