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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico28其は数多の神器を携えたる至高の王〜Rex de Historia Fabularis〜
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そうとするシャルロッテ様の様子に、その言葉が偽りない事実だと理解したリンドヴルム2人。さぁどう出るのかって思ってると、「ふはははは!」甲冑男が笑い声を上げた。
「私、なにか可笑しなことでも言った?」
「まあな。しかし残念だったな。俺たちリンドヴルム・第0小隊ドラゴンハート、その全員が神器を武装しているんだ。俺たちに決定打を与えられなかったあの女に、別任務を終えた仲間を向かわせると・・・。さて、どうなるだろうな〜?」
これまでの小隊には1人から3人の神器持ちだけだったけど、いま相手にしてる第0小隊は全員が神器を持ってるってことは、こちらの対神秘の戦力だけじゃ対処しきれないことになる。不安に押し潰されそうになったわたしだったけど・・・
「だから? ここで私があなた達2人を討つ。そして、私より強い仲間が残りを討つ。はい、終わり」
わたし達にはベッキー先輩が居る。シャルロッテ様が言うには、対神秘戦では最強クラスだっていう精霊を従えてるベッキー先輩。ベッキー先輩が戦ってくれれば安心。不安が薄らいでく。だけどリンドヴルムの方も余裕を崩そうとしない。
『アルテルミナス、セレス、ベッキー。フィレスと合流して!』
シャルロッテ様がルミナ達に思念通話を繋げる。その間にも甲冑男が攻撃を仕掛けてくる。シャルロッテ様は受けることなくいなし続ける。そしてハート5は、フィレスを追うことなく攻撃に参加。シャルロッテ様を倒したうえでフィレスを追うことにしたみたい。
『ごめんなさい、騎士シャルロッテ!』
『フィレス二尉とは合流できそうにありません!』
ルミナとベッキー先輩から予想外の返答が。聴けば甲冑男がこれまでに破壊して来た建造物の崩壊に巻き込まれた人たちの救出作業に追われてるとのこと。ルミナの存在破壊やベッキー先輩の精霊の力は、確かに瓦礫の撤去や埋もれた人たちの救出には必須だ。
『力不足かも知れませんけど、私が行きます!』
セレスは行ってくれるみたい。だけど、フィレス以上の神器や神秘を有するリンドヴルムが現れたりでもしたら、セレスじゃ手も足も出ない事態に陥る。シャルロッテ様から焦りのような不安が流れ込んでくる。
(ヤバい、ヤバい、ヤバい! 本当に最悪な状況!)
シャルロッテ様の意識と共生するようになって初めて感じる、シャルロッテ様のネガティブな感情。シャルロッテ様はリンドヴルム2人の猛攻を捌き続ける。けど、焦りは消えることなく。
「ふはははは!」
「また何か可笑しい事でもあった? 成金野郎!」
「おいおい。俺にはハート3っていうコードネームがあるんだ。成金なんて呼ぶんじゃねぇよ!」
「全身黄金甲冑! そして傲岸不遜! 大昔に似たような成金野郎と殺り合ったね! 何が英雄王! 顔は良いけ
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