暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico28其は数多の神器を携えたる至高の王〜Rex de Historia Fabularis〜
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う伝えるとはやてはようやく「ん、判った」折れてくれた。
「よし。それじゃあミッションスタート!」
俺はリンドヴルムの撃破のため、そしてはやてとシャマルは、なのは達と合流して民間人の避難誘導の手伝いをするため、シグナムとすずかとジョンはリンドヴルムから逃れるため、それぞれの目的地へと飛んで向かった。
†††Sideルシリオン⇒イリス†††
ミッドの三地方に出現したリンドヴルムを協力して撃破したわたしたち臨時特殊作戦班だったけど、リンドヴルムはあろうことか管理局のお膝元――地上本部の在る首都クラナガンに新しく出現。さらには首都航空隊を撃墜するという暴挙にまで出る始末。
連中の目的は、神器(シャルロッテ様の反応からしてかなり強力な)を携えて戦う少年らしく、その捕獲を妨害する航空隊を撃墜し、街中でも構わずとんでもない神器の能力を発動して、流れ弾が建造物まで破壊してる。
『クラナガンでここまで派手な戦闘をするなんて。指示を出した奴は相当頭がイカレてる!』
今現在、わたしの体の支配権を有するシャルロッテ様が怒りを露わにした。わたしだって『本当に許せませんね』同意する。何としてでも止めないと。
「・・・騎士シャルロッテ」
わたしの隣に並んで飛ぶフィレスがシャルロッテ様を呼んだから、「ん、なに?」シャルロッテ様がフィレスの方へ向く。フィレスは「神器の詳細をお聞かせください」簡潔にそう訊いてきた。
「ん。男の子が持ってるのはブリード・スミスシリーズと呼ばれる神器ね。千差万別・変幻自在の武器型神器で、剣にも槍にも盾にもなるの」
「シリーズということは、同じような武器が他にも・・・?」
「私の知るところだと1万以上だと思った」
シャルロッテ様の話に思わず意識が遠退いちゃいそうになった。もし男の子の持つ“ブリード・スミス”以外がリンドヴルムに渡ってたりでもしたら、と思うと。ただでさえ対抗できる戦力が少ない現代の魔導師たち。そこに1万もの神器持ちが現れたりでもしたら、最悪管理局自体が潰されちゃうかもしれない。
「白銀のライフルは、ウィーチェと呼ばれる神器ね。魔力弾や魔力砲を自在に発射できる代物よ。そして黄金の大剣と盾と甲冑の装備一式は、エクエス・ノービリス。下級天使三隊の内の二隊、天使と権天使の天使長だけが使用できるとされた神の武器。どれもさっきまで相手にしてた神器より格上だから、本気で気を付けないとまずい」
言葉が出ない、っていうところでフィレス二尉が「それでも私たちにしか出来ない事なら逃げるわけにはいきません」って微笑んだ。
「そうね。ここで私たちが負けたりでもしたら、それこそ管理局が終わる。勝つよ、何としてでも」
そうしてわたしの体を使うシャルロッテ様とフィレスは、地上本部が目と鼻
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