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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico28其は数多の神器を携えたる至高の王〜Rex de Historia Fabularis〜
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ての友であるクラウス・G・S・イングヴァルトから譲り受けたものだ。俺がガーデンベルグを救うまで共に戦って行こうと思っていたが、それはどうやら叶わなかったようだ。

「判った。なら、魔術師としての力を使うまでだ」

こうも早くみんなに魔術や魔術師、神器や神秘と言った話が伝わるとは考えてもみなかった。シャルロッテの奴め、ベラベラと喋り過ぎだ。が、神器が絡んでいる以上は仕方ないか。俺の正体がはやて達に知られるのも早いのかもしれない。

「今は急ぎだ。騎士服でいい。それじゃあ行こう、シャマル」

「ええ!」

病衣から騎士服に変身して、俺とシャマルはミッドへ降りるためにトランスポーターホールへと走り出した。

・―・―・終わりだ・―・―・

地上本部のトランスポーターホールに到着したところで、首都クラナガンにもまた別のリンドヴルムが出現したと知り、こうしてやって来たわけだ。まさかそこですずかやはやて達のピンチに遭遇するとは。不幸中の幸いだな。

「ルシル君、ホンマに大丈夫なん? 無理も無茶もアカンよ?」

「大丈夫だよ、本当に。ささ、詳しい話は後にして、今はリンドヴルムの迎撃を第一に考えよう」

ここに来る途中で通信を聴いた。シャルロッテの人格に交代しているイリスとフィレスが他のドラゴンハート(おそらくとしか言えないが)と戦っているようだし、なのは達も民間人の避難誘導を首都防衛隊などと一緒にしているとのこと。のんびりはしていられない。

――瞬神の飛翔(コード・ヘルモーズ)――

空戦形態をとったところで「ルシリオン。頼みがある。ドラウプニルを貸してくれ」シグナムが真剣な面持ちでそう言った。“ドラウプニル”。神造兵装の1つで、装備者の魔力に神秘を付加させ、さらに魔力量を増加させることが出来る。つまりは外的に魔術師となれるわけだ。バンへルドのような“エグリゴリ”にはあまり意味はなかったが、中位や下位神器くらいならどうにかなるかもしれないか。

「その男がジョンを狙っていた。ならば神器を武装した他のリンドヴルムもまたジョンを狙ってくる可能性が高いのだ」

「そうか、判った。我が手に携えしは確かなる幻想」

黄金の腕輪を1つ、“ブレイザブリク”より取り出してシグナムに手渡す。はやてが「ソレはなんなん?」って訊いてきたから、“ドラウプニル“の効果を伝える。すると「わたしも貸して!」はやても欲した。

「いや、申し訳ないけどはやては民間人の避難誘導を頑張ってほしいんだ。戦闘は俺たちに任せてくれ」

「そやけど・・・!」

「ここまで不安にさせた俺が言うのも身勝手だろうけど、ここはお願いするよ」

頭を下げて頼みこむ。戦闘も大事だろうけど、俺たちの戦闘に民間人を巻き込ませないための避難誘導も大事だ。そ
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