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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
奈落の淵
第34話
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サチとニシダは互いに自己紹介。その後キリトは訳を説明し、早速サチはニシダが釣った魚を調理して、刺身,煮魚を作った。
因みにサチは、既に【料理スキル】をコンプリートしたので、魚の調理などお手の物。
ニシダ『それにしても、この世界で醤油を使った料理にありつけるとは、私はとても感激致しました。』
サチ『いえいえ、とんでもありません。醤油は知り合いから教わりまして。』
ニシダ『そうでしたか。それは素晴らしい料理人なのでしょうなぁ。』
キリト『えぇ、それは素晴らしい料理人ですよ。』
3人はスッカリ打ち解けた。

サチが言う知り合いと言う人は検討がつくかもしれないが、アスナの事である。

サチ『それにしても、ニシダさんは凄いですね。上手に魚が釣れて。キリトは釣れた事がほとんど無くて。』
キリト『この辺りは難易度が高いんだって。』
ニシダ『いやいや、難易度高いのはキリトさんが釣りしていたあの湖のみですよ。』
キリト『何〜〜〜〜??』
サチ『ふふっ。』
ニシダの言葉を聞いたキリトは、驚きのあまりに絶叫した。サチはそんなキリトを見てクスクス笑った。
ニシダ『あの湖には、主が居るから難易度が高いんです。』
キリト『そうなんですか?』
ニシダ『えぇ、実は村の道具屋にたった1つだけ、妙に高い餌がありましてね、その餌を偶然あの湖に垂らしたら……。』
サチ『釣れましたか?』
ニシダ『掛かりはしましたが、竿丸ごと持ち去られましたよ。ただ、水面に写った影だけは見えましたが、見た所途轍(とてつ)もない大きさでした。私の筋力パラメータでは、主を釣り上げる事は出来ません。』
サチ『そうなんですか……。??ねえ、キリトって筋力パラメータに自信あるよね?』
キリト『ああ、あるけど……』
キリトとサチの言葉を聞いたニシダは驚いた。
ニシダ『えっ、では手伝ってくれませんか?
掛かる所までは私に任せて下さい??』
キリト『解りました、やりましょう。』
ニシダ『ありがとうございます??
では、3日後の朝にあの湖で落ち合いましょう??』
キリト『はい。』
サチ『楽しみね♪』
っと言った訳で、決行は3日後に決まった。

ーーーーーーーーーーー

ニシダが帰って行った頃には、スッカリ夜の9時を回っていた。支度を終えた2人はお風呂を済ませた後、寝間着に着替えてベッドに入った。
サチ『このSAOには、いろんな人がいるんだね。』
キリト『ああ、本当だな。』

2人はおよそ2年の間、多くのプレイヤーと会って来たが、ニシダのような人に会ったのは、流石に初めてだった。

キリト『俺は最初、生き残る為に強くなるって誓った。だが、お前との出会いがそれを変えたんだ、サチ。』
サチ『私は…ずっと悩んでいたの、私は元ベータテスターの1人。だから、他のベ
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