新生六魔将軍
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された真実に驚くしかできない。
「それじゃあ・・・まさか私たち・・・」
「逆のことをしていたってことですか?」
ミッシェルさんとウェンディがそう言う。
「エンジェルが言ってたのはそういうこと?オイラたちが集めるのを待ってたって」
「そのようね。あのイメージは、警告だったのね」
「そんな〜・・・」
ハッピーたちもまさかの事態に動揺している。
「私、読み解いたつもりで調子に乗って・・・ごめんなさい・・・みんな・・・お父さん・・・ごめんなさい・・・」
ルーシィさんは顔を覆い涙を流す。その姿を見て、俺たちは何も言えなくなる。
「実に苦い結果になったようだね」
俺たちはそう言った一夜さんの方を向く。
「苦すぎるわよ・・・きっと、良くないことが起こる・・・だって・・・」
「あ〜あ、ルーシィの父ちゃん、やることが回りくどいんだよなぁ」
自分を責めようとするルーシィさんの言葉をナツさんが遮る。
「だよね。アナグラムとかなんとか遠回りなんだよ」
「少なくとも、誰かさんには難しすぎよね」
「絵本から読み解くとかめんどくさいよね〜」
ナツさんにハッピーたちも賛成の意見を述べる。
「集めるなってんなら、 そう言ってくれりゃあいいわけだ」
「考えすぎて知恵熱が出る者もいるな」
「その熱で俺の魔力、パワーアップするかもよ?」
「だったら、クイズ合宿しようよ!!」
「おーし燃えてきた!!」
「たぶんナツさんなら一問ですごい熱出るんじゃないですか?」
俺たちは全員、全く気にすることなくそんな話をしている。ルーシィさんはそれを見て思わず吹き出す。
「あれ?ルーシィさん笑ってます?」
「だって、変なんだもん、みんなして」
「くよくよしてもしょうがねぇし」
「笑う門には福来る」
「だよね!!」
俺たちは笑いながらそう言う。
「ひょっとして、気を使ってくれてる?」
「んなわけあるか」
「ナツくんにそんな心遣いは無理〜!!」
そっぽを見ながら言うナツさんをからかうようにセシリーが言う。たぶん一番気を使ってないのはお前だな。
「なんだとセシリー!!」
「わぁ!!ナツくんに食われる〜!!」
セシリーはナツさんから追いかけ回される。中々珍しい光景だな。
「ははっ!いつもの妖精の尻尾ね」
ルーシィさんはそれを見て楽しそうに微笑む。よかった、気にしてなさそう。
「失敗は誰にでもある。そしてそれは取り戻せる。君には、君を慕う仲間がこんなにいるじゃないか。それは何物にも変えがたい。それを思えば、何度だって立ち上がれるんじゃないかな?」
「はい」
一夜さんの言葉に返事をするルーシィさん。だけど、その隣に座っているミ
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