新生六魔将軍
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?ダン」
「俺にはまだやることがあるぜよ!!」
ダンはバイロにそう言うと、六魔将軍に向き直る。
「男に生まれた以上、命を懸けてでもやることが!!」
ダンはルーシィさんたちの前に立つ。
「お前らは、正当な所有権のない物を持っている!!例えここに力の差があろうと、俺は一歩も退かんぜよ!!」
ダンはこの絶対的な力の差を見せられても、あくまで六魔将軍と真っ向勝負するみたいだ。
「ダン・・・」
「まともなことも言えるのね」
「そうかなぁ?」
ダンの後ろにいるルーシィさんたちはそんなことを話している。信じてあげてくださいよそこは。
「無駄なこと。知性なきこと」
エンジェルはそんなダンを見て口元を押さえている。あいつ、7年前より性格悪くなったかも。
「ちょっと!!俺の言うこと・・・俺の・・・俺の・・・」
シカトされたと思ったダンは何か言おうとするが、何やら様子がおかしい。
「おまんは俺のローズラインぜよぉぉ!!」
「「「何ソレ!?」」」
ダンは槍も盾も放り投げると、エンジェルの手を掴む。
「お名前は?」
「エンジェル・・・馴れ馴れしい男は嫌い」
どうやら、あの人を信じた俺がいけなかったみたいだ。あの人ルーシィさんのことが好きじゃなかったのか?乗り換え早すぎ・・・とか思ってたら後ろの赤熊に電撃攻撃をされてダンは黒こげになって地面に伏せた。
ほらぁ、バイロもココさんも呆れて物も言えないじゃないですか・・・
「力の差は歴然」
「くだらねぇなぁ」
「妖精の尻尾、弱い」
気がつくと、六魔将軍は全員が無限時計の前に集結し、俺たちは全員、倒されてしまっていた。
「そろそろ行こう。エンジェル、片付けろ」
「承知」
ブレイン二世がエンジェルに指示を出す。だけど、あいつの星霊のスコーピオンやジェミニはルーシィさんが今は持っている。あいつに強力な星霊はいないはずだが。
「コスト30」
エンジェルは胸の前で手を合わせると、その手の中で何かが光る。それは、三枚のコインだった。
「星霊と共に歩む乙女よ、あの頃の私は子供。今の私は文字通り天使、星霊が天使に抗えると思って?」
エンジェルはその三枚のコインを空高く投げる。
「見せてあげる、美しき天使魔法!その前に人々はひれ伏し、絶望し、そして自らその命を差し出す」
高く投げられたコインは辺りをまばゆい光で照らす。
「光より来たれ!!我が名の元にその威力を見よ!!勝利を呼ぶ天使バラキエル、召喚」
現れたのは、まるで石像のような姿の天使だった。
「刻印を守り、墓所を閉ざせ!」
俺たち
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