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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
新生六魔将軍
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別人だな、スピードもパワーも」

レーサーはさらに、近くにいたジュビアさんとリオンさんも倒してしまう。

「スローの魔法は?」
「使われた感じはしねぇな」
「まるで獣だな。獲物を狙う野獣そのものだ」

7年前のレーサーは相手の体感速度を下げる魔法を使っていたらしいが、今は自らの速度を上げる魔法を使ってるってことか。

「よぉ」
「「「「!?」」」」

レーサーと交戦しているナツさんたちを見ている俺たちの後ろから、コブラが話しかけてくる。

「久しいな、天空の巫女。それと水竜」
「俺はついでかよ!!」

俺の扱いひどすぎだろ!!7年前はけっこう頑張ったのに!!

「ちょいと、聞きてぇことがあるんだが」

コブラの魔法は聞く魔法・・・俺たちの考えを読み取る気か?てか何聞こうとしてるか分からねぇのに何聞くつもりだよ。

「なんだ知らねぇか。それなら消えろ!!」

コブラは俺たちを威圧してくる。

「動けない・・・」
「なんて威圧感・・・」
「これが金縛りってやつ〜!?」

ウェンディたちはコブラに睨まれて動けなくなってしまう。俺も動けな・・・

「あれ?普通に動けるわ」
「何!?」

俺も威圧されてるはずなのに、なぜか普通に動ける。

「よしっ!!これでも食らいやがれぇ!!」

俺は叫びながらコブラに飛び込む。

「なるほど、カミューニの目を手に入れたからか。だったら」

コブラは指を鳴らす。

『食らいやがれぇ!!』

すると、俺がさっき叫んだ声が増幅して襲いかかってくる。
それと同時に、辺りが大爆発を起こす。

「何・・・今の・・・」
「今のは・・・一体・・・」
「音が・・・すごい圧力の壁になって・・・」
「俺たちに襲いかかってきたのか・・・」

コブラの近くにいた俺たちだけでなく、この墓所にいた全員が今の攻撃を受けてしまったようだ。

「くっそ・・・コブラ・・・てめぇ・・・」
「聞こえる・・・てめぇらの絶望が。己の声に滅べ」

相手の声をぶつける魔法なのか?こんな魔法まで身に付けていたのか。

「ココ、バイロ様と脱出ルートへ急ぐぜよ」
「でも私は・・・」

ダンの言葉にココさんは躊躇っている。さっきのバイロが攻撃しようとしたのと関係があるのか?

「今はつべこべいっちょる場合じゃないきに!!見いや、奴等の強さ。結果はビネガーがパピルスを溶かすぐらい明らかぜよ」

ダンは躊躇うココさんに強い口調で言う。でも、なんてわかりづらい例えをするんだ。

「「はぁぁぁぁ!!」」
「前方からの強風。のち、竜巻」

ダンたちが話している最中にも、六魔将軍(オラシオンセイス)の怒濤の攻撃は続いている。

「お前はどうする
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