第九話 参上!将頑駄無
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響き渡るとスカーレッド・フェアリーはマスクコマンダーに向かって構え・・・それを解き放った。
『奥義!虎咆!紅蓮突!!』
虎のような炎と化したスカーレッド・フェアリーの突撃がマスクコマンダーに向かい、その頭部を貫いた。
振り返り刀を引き抜くと刀身に宿っていた炎を振り払うスカーレッド・フェアリー。
「何が・・・どうなってるの?」
完全に置いてきぼりを食らったユア・・・するとスカーレッド・フェアリーはユアに向かって礼をした。
『初めまして・・・ユアさん』
ユアに挨拶するスカーレッド・フェアリー・・・女性のようである。
すると翼達が少し離れた場所でひそひそと・・・
「烈斗・・・あの人って」
『ああ・・・今の将頑駄無様だ・・・そして俺達連合武者軍団のお頭・・・つまり上司だ』
『久しぶりですね・・・烈斗』
『お頭』
スカーレッド・フェアリーに頭が上がらないのか烈斗の宣言と同時にバトルが終了しツバサと新之助が相手チームに詰め寄った。
「あんな危険な改造・・・どういうつもりだ!?」
「事と次第によっちゃボク怒っちゃうよ〜」
「そうだな・・・ガンプラを愛する者としてそんな危険な改造許せねえ」
相手チームに詰め寄りさらに狂四郎まで加わり相手チームの少年たちは逃げる用に店を出た瞬間。
「覚えていろよ天地翼!俺達・・・新生暗黒SD連合はお前の父親に味合わされた屈辱はらしてやる!!」
「あ!待て」
少年達暗黒SD連合の少年たちが店を出るとユアがそれを追い掛け店を出た瞬間誰かとぶつかってしまった。
「痛った〜誰!?」
「ごめん大丈夫かい?」
「あ・・・どうも」
ぶつかった衝撃で目を回してしまったユアはぶつかった人の顔はよく見えていない。
「ちょうど良かった・・・これ・・・翼に渡してくれないか?」
「ふぇ?何ですかこれ?」
ぶつかった人に紙袋を渡されたユアがやっと視力を回復させると・・・
「あれ?」
ぶつかった人の姿は消えていた。
ユアが店に戻ると何やら全員で考え込んでいた。
「それにしても・・・」
ドロドロに溶かされてしまった烈斗の鎧を見つめる狂四郎。ここまで溶けてしまったら修復は不可能だ。
「新しく作るにしても四回戦まで時間がないし・・・どうするかな」
とにかく烈斗を制作した時の設計図を探そうとする狂四郎にユアが何かを思い出したようにさっき渡された紙袋を差し出した。
「これは?」
「さっき知らない人から受け取ったんだ」
「知らない人から物受け取っちゃダメだって」
そう言って狂四郎が紙袋の中身を取り出すと、そこにはBB戦士の鎧が入っていた
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