第九話 参上!将頑駄無
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
突き相手の攻撃を奪い取って相手にそのまま返す技。
相手は既に攻撃をし終わり勝利したという心理が働いているため、まさか自分の繰り出した攻撃を奪い取られて返ってくるとは思わないらしく反応が遅れてしまい避けようがないカウンター技らしい。
だがやるには相当度胸が居る・・・何故なら・・・
『一歩間違えたら私が真っ二つになっていた恐ろしい技じゃん』
更に言ってしまえばやれる条件がいろいろ成立していないと出来ない上に・・・まともな人間は絶対にやらないような技である。改めて香澄の武芸に脱帽する天津だった。
次々とやられていくマスクコマンダーに対し最後のマスクコマンダーはバックパックから隠し腕を繰り出し武者スカーレッド・フェアリーを抑え込んだ。
「瀕死の重傷の二人は後回しだ・・・その前にあんたを!!」
『それはどうかな!スカーレッドドリル!!』
残されていたハリマオの胴体が飛来し右腕に装着するとマスクコマンダーの頭部を突いた。
『ぐ!うわあ!!』
余りの回転力に思わずスカーレッド・フェアリーの拘束を解いてしまったマスクコマンダーは距離を置いた。
『ちきしょう!ドリルなんて醜いものつけやがって!はずせえええ!!』
突撃しながら真剣を振り下ろそうとするマスクコマンダー・・・だが!!ユア自身もフルパワーで突撃しドリルを向けた。
それは・・・
『ドリルクラッシャァァァァァ!!』
『!!』
スカーレッド・フェアリーの突撃をまともに食らいそのまま廃コロニーの壁に叩き付けられた。
『だから・・・ドリルは外せと言ったんだ』
物凄い捨て台詞を残して爆発するマスクコマンダー。
『・・・意外と突進技って使い勝手良いわ』
バトルが終了したと思ったユア。だが・・・
『うおおおおおおおおおおお!!』
爆発と同時に頭部だけとなったマスクコマンダーがスカーレッド・フェアリーに突撃してきた。
『!?ジオングみたいな改造して!!』
気づいたユアが反応しようとしたその時だった。
『はぁぁぁぁぁぁ・・・はあ!!』
スカーレッド・フェアリーがドリルを納め腰の刀を抜刀しマスクコマンダーの頭部を抑え込んだ。
『うそ・・・勝手に動いているんですけど』
コンソール動かしていないユア。
だがスカーレッド・フェアリーは勝手に動き出しマスクコマンダーの頭部を蹴り飛ばした。
『くそ!!』
マスクコマンダーは頭部のバルカンを放ちながら急接近するとスカーレッド・フェアリーは刀を上段に構え円を描き始めると刀身から炎が生み出された。
『宇宙で炎だと!?』
『だから言いましたよね?常識に囚われすぎるとアイディア貧困になると・・・』
誰かの声が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ