第10話
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か覚えてる?」
すると、ゆまちゃんは首を縦に振った。そうか、両親がはぐれた場所まで探しに来てるかもしれないから、今度こそ見つかるかも。
そう思いながらゆまちゃんに案内されて行くと、そこはひと気の少ない路地裏だった。
「こんな所ではぐれたって、どう言う事?」
さやかは首を傾げながら言う。すると、ゆまはこう答えた。
「パパとママは、ここが近道だからって。そしたら、急に消えちゃって。」
「え・・・?」
それを聞いて、あたしは嫌な予感がした。その直後、周囲の景色が歪んで、悪趣味な空間が広がった。周りにはハンバーガーとかフライドチキンとか、ジャンクフードや油っこい食べ物ばかりで、見てるだけで太りそうな感じだ。
「これは、魔女の結界!?」
「って、事はゆまちゃんのパパとママはこれに引きずり込まれたって事!?」
「多分、そうなっちゃうね・・・」
なんてあたし達が言ってると、まん丸の胴体に豚っぽい顔と二本足を生やしたような使い魔があたし達を取り囲んだ。
続く
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