第10話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んだよ。」
「はあ!?あいつがか?マジかよ・・・」
「ああ。だから、私達にはエンブリオが必要なんだ。ミチルを生き返らせる為に。」
-------------------------------------------
次の日。さやかはマミさんに言われた事について物凄く悩んでいた。そして、あたしとまどかも杏子の過去の話について同じくらい悩んでいた。
「誰かの為の願いが、不幸を引き起こす事もある・・・か。」
昔のイクトや歌唄それにルルみたいに、誰かの為に他の人を傷つけるとかじゃなくて、本当に純粋な願いから人を傷つけてしまう事があるなんて、考えてもみなかった。
「どうして、そんな事になっちゃうのかな・・・」
「あむちゃん。まどかちゃん。」
すると、ダイヤが話しかけて来た。
「人は、未来を完全に予知する事は出来ないわ。だから、自分の予想出来る範囲で最善の事をするしかないの。」
「でも、それが間違っていたらどうするの?」
「そう思うのなら、周りの人達に相談すればいいわ。あむちゃん、あなたは一人じゃないの。」
「そうだよ、あむちゃん!」
「僕たちだって付いてるんだから。」
「いつでも相談して下さいね〜。」
「私も、いつでもまどかについてるわ。」
「皆・・・」
「エイミー・・・」
しゅごキャラの皆のおかげで、あたしとまどかは気持ちが楽になった。そうだね、あたし達は一人じゃない。
放課後。あたしはまどかとさやかを連れて、気分転換の為に遊びに行く事にした。昨日、中断してしまった織莉子とのショッピングの埋め合わせも兼ねているからキリカも一緒で、これから織莉子とも合流する所。何故かキュウべえがさやかの肩に乗ってるけど、気にしない事にした。
「あ、居た。おーい、織莉子ー!」
待ち合わせ場所の公園で織莉子を見つけたあたしが呼びながら手を振ると、織莉子はこっちに来た。
「ごめん、待たせちゃった?」
「そんな事は無いわ。さっき来たばかりよ。」
「そう。昨日はごめんね。」
「急用が出来たのなら仕方無いわ。」
「ありがと。あ、紹介するね。あたしのクラスメイトのまどかとさやか。」
「か、鹿目まどかです。よろしくお願いします!」
「み、美樹さやかです!!」
まどかとさやかは何だか緊張した様子だ。どうしたんだろう?織莉子のお嬢様オーラに圧されちゃんたのかな?
「美国織莉子です。お二人とも、よろしくお願いします。」
「「は、はい!」」
まどかとさやかはそう返事すると、まどかはキリカに、さやかはあたしに耳打ちして来た。
「ちょっと。あの人の制服ってお嬢様学校の白女のじゃん。って事は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ