九校戦編〈下〉
九校戦九日目(2)×デスサイズで刈られそうになった工作員と一科生・二科生の違いについて
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「さてとそろそろ深雪の出番だから、準備でもしてきたらどうなんだ?」
「そうですね。それにデバイスチェックの時にどうなるかは、私も何となくどうなるかは分かります」
第一試合第一高校の成績は、残念ながら途中棄権となった。重苦しい雰囲気に包まれた一高テントにいたが、そろそろデバイスチェックするにで俺と深雪は一時的に分かれたのだった。一応護衛者蒼太もいるが、外で待っているとの事だし大会委員のテントへ行っていた。
深雪は選手控え室で待っているが、一応沙紀を置いてきた事で二試合連続で手を出してくるとは普通なら思わないだろう。機器のチェックは、蒼い翼の者もいるがチェックをするのは大会委員がやっているらしい。
「次の人」
呼ばれたので、深雪のデバイスを検査機器に置いた。検査機にセットし、コンソールを操作と同時に異常を感知した俺の心眼によって、すぐに空間から短剣を取り出してから先に手を出していた。
「この野郎!」
「ヒイィィィィィ!」
この委員をテーブルの向こう側から引きずり出してから、短剣を出して思いっきり顔スレスレに地面に刺したのだった。悲鳴が上がるが、俺の殺気全開だったので悲鳴が上がるのと怒号が広がるが俺には何も聞こえない。
「全く舐められた事をしてくれるが、テメエが第一高校関連の事故に関わった人間のようだな?」
「・・・・・」
「なるほど黙秘か・・・・そうしていたとしても俺が許すはずが無いだろうが!」
短剣を握っていた手を離してから、蒼太が検査機器から取り出したデバイスを渡して来た。怒号を挙げながら警備担当の者が来たが、俺の本気怒りだったのでそのまま静観していた。手加減なく放射した殺気にて、いつ委員の者を殺してもおかしくない。俺が叩き付けた係員は、苦痛しながら俺の放つ殺気に怯えていたのだった。
「やはり異物が紛れ込んでいるが、お前が電子金蚕をした魔法師だという証拠がこれにあるぞ」
「ではやはりコイツが全ての元凶なのでしょうか?」
「さあな?だが九校戦運営委員会には、屑共がまだまだいそうな気がする。おい、ちょっとは呻き声でも上げてみろや?」
一方的となり拳を振りながら、多少委員の者に殴るがそれを止める者はいない。それは俺の殺気を放っているので誰も動けないからだし、それに俺らを取り囲むのは全て蒼い翼の者であるからだ。他校生徒は殺気により動かないが、係員の顔がこれ以上無い程引き攣っている。恐怖と絶望の表情が見たかったので、俺らを単なる死神と会ったような顔をしていた。
「アァ・・・・テメエら何見てんだゴラアァ!」
「ヒイイイィィィィィ!」
「し、死神が・・・・ここに・・・・いる・・・・」
「誰が死神だ!おい誰だ、テメエか?それともテメエか?アァン、舐めている
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ