真の悪、再び
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はエルザさんの言う通りにその本の下敷きにならないように離れる。その後ろでは、本棚に収納されていた本の大半が無惨にも落ちてしまっていた。
「うわぁ・・・」
「誰が片付けるの?」
ウェンディとシャルルは落ちた本を見てそう言う。
ガサガサガサガサッ
「!!」
俺たちが本の片付けの心配をしていると、その本の山の中から何か音が聞こえる。
「何か来る!?」
俺がそう言い、全員が音の正体に備える。
「「「ぷはぁーーーー!!!」」」
その本の中から出てきたのは、全身を黒タイツに覆われたあいつらだった。
「「ああーー!!!」」
「「「「?」」」」
俺とウェンディは見覚えのある男たちに驚き指を指し、エルザさんたちはそいつらが誰だか知らないので俺たちの反応を見て驚いている。
「「「ああーー!!!」」」
あちらも俺たちのことに気づいて大声を出す。
「ケツプリ団の皆さん!!」
「そんな名前!?」
ウェンディが奴等の名前を言い、あまりのセンスのなさに俺は突っ込む。
「「「女神様ぁ!!」」」
「ひっ!!」
ケツプリ団はウェンディを見て感涙しながら走ってくる。ウェンディはそれに表情を歪ませていた。
「水竜の鉄拳!!」
「「「ぎゃああああ!!」」」
俺はウェンディを守るためにケツプリ団を殴り飛ばす。
「エルザさん!!こいつらですよ!!以前話した」
「ほお・・・」
俺はエルザさんにそう言うと、エルザさんは飛ばされてうつ伏せで倒れているケツプリ団に剣を向ける。
「「「ひぃ!!」」」
「貴様らか、以前ウェンディに口にするのも憚られる恐ろしいことをしたのは」
エルザさんに剣を突きつけられて恐怖しているケツプリ団。エルザさんそのままやっちゃって!!
「恐ろしい・・・だと?」
「ウェンディに、身の毛もよだつような格好をさせたというではないか!!」
エルザさんのその言葉を聞くと、
「格好とは・・・これのことか!!」
「「じゃ〜ん!!」」
ケツプリ団は以前ウェンディが着用していた猫耳付きの黒タイツを取り出した。
「はっ!!それは・・・/////」
ウェンディは自らのさせられた格好を思い出して赤面する。てかあいつらがなんであれ持ってんだよ。ウェンディが黒タイツ脱ぐ前に俺とナツさんで昼のお星様にしたはずなのに。
「結構喜んで着てたでござんすよ」
「似合ってたっスよ」
嬉しそうに言うケツプリ団だが、その黒タイツが一瞬で破られる。
「ああーー!!!」
「「破れたー!!」」
「ウェンディにそんな恐ろしい物を着せて・・・あんたたちは悪魔よ!!」
引き裂いたのはシャルルだった。少し勿体無かった気もするけ
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