旅の仲間たち
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る。
「「「「「「ぎゃぁぁぁぁ!!」」」」」」
雷を受けて悲鳴をあげる男たち。
「あれ、やりすぎなんじゃ・・・てか馬?」
「あの人たちここで死んじゃうかも・・・」
「エルザさん、大丈夫でしょうか?」
エルザさんの圧倒的な攻撃を見ている俺たちは男たちの心配をし始める。
「どうしてあそこまでピクニックにこだわるのかしら?」
「きっと深い事情があるんだよ〜」
シャルルとセシリーがそう言う。だけど、ピクニックに深い事情ってなんだよ!!
「この恨みは、一生忘れんぞ!!」
エルザさんは目を赤く光らせて最大パワーの電撃を男たちにお見舞いし、男たちはお星さまへとなりました。めでたしめでたし。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
エルザさんはあまりにも力が入りすぎたのか、肩で大きく息をしている。何もそこまでしなくても・・・
「よし!!気を取り直して―――」
エルザさんはもう一度ピクニックをしようとシートの上を見る。しかし、そこはさっきの男たちのせいで食い散らかされた食べ物しか残っていなかった。
「あぁ・・・」
エルザさんはがっかりしてorz状態になる。お気持ち察します。
「それより、いい加減に目的地に向かわないとまずいんじゃない?」
シャルルの言う通り、あの変な奴等のせいで時間を食ってしまった。これ以上こんなところでピクニックしてたら、さすがにまずいだろうな。
「エルザ、そろそろ行くよ」
「早く時計の部品を集めないと!!」
「早く行きましょう!!」
「待ってくれ!!もう一度、もう一度だけ〜・・・」
「「「「「そんな時間はない(ありません)!!」
どうしてもピクニックを諦めきれないエルザさんだったが、俺たちはそんなことなどお構いなしに目的地へと向かうことにした。
その道中、がっかりと肩を落として歩くエルザさんの姿は、S級魔導士としての威厳は微塵も感じられなかった・・・
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