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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#22 タルタロスへ強制連行
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ウ。だけど、ルークは納得していない。
「だー! 頭に乗るな! オ……オレはペットなんかいらねーっての……!!」
迷惑そう……には見えない。楽しそうに騒いでいた。助けた時の事を思い出していたのだろう。涙ながらにお礼を言われた事を。
そして、そんな2人を見ていた他のメンバー達は。
「連れて行ってあげれば?」
「そうだよルーク。チーグルって、聖獣って言われているくらいだから、ルークに仕えると知ったら、家の人もびっくりするんじゃないかな? 勿論、良い意味でさ!」
「その通りですね。きっとご自宅では可愛がられますよ」
ルーク以外の皆は、賛成派の様だ。自分の所に来る訳でもないのに……、と思えるが、恐らく誰がミュウを助けても、誰にミュウが仕えるとしても、断る者はいないだろう。ジェイドは……、ちょっと微妙だけど。
ミュウは目を輝かせながらルークを見つめていた。
「う……うーん。なら ガイたちへの土産ってことにでもすっかなァ………」
結局、最終的に折れたのはルークであり、こうしてミュウはルークのペットとなった。
「長老への報告は済んだようですね。では、行きますか」
ジェイドは、話が終了したのを見届けると、早速外へと向かっていった。勿論、他の皆も頷き ジェイドの方についていった。
ルークは、まだ不満そうだったけど、1度うんと言った以上は、もう嫌だと文句は言わなかった。
そして 元来た道を戻っていき、ライガがいなくなり敵が少なくなったこの森を問題なく抜け、その入り口に差し掛かった時だ。
「イオン様ぁ〜!! アル〜〜!! 大佐ぁぁ〜〜!!」
聞き覚えのある声が入口の方から聞えてきた。結構大きな声で、森に響いた程だ。
「お? あの子、お前の護衛役じゃないか?」
「はい アニスです。」
「あ、ほんとだ。 護衛役なのに離れちゃマズイんじゃない? って思うのは俺だけなのかな?」
ルークがイオンに訊いて、そして アルが監督不行き届き、と苦笑いしていると、アニスはダッシュで、コチラ側へと走ってきた。そして、アルに顔を思い切り近づけると。
「イオン様は気がついたらどっかいっちゃうんですーーー!! わたしのせーじゃなーーい!」
思い切り反論をしていた。アルとアニスの距離はまだ、大分開いていた筈なのに、アニスは反論をしてきた。つまり。
「聞えてたの……?」
アルはやや、驚き アニスの勢いのせいか、身体を引きながら、そう聞いていた。
「もっちろーん!! もう、アルってば!! 私そんなに無能じゃないわよ! すーぐ居なくなっちゃうイオン様の守護、してきてるんだから!」
アニスは随分とご立腹の様だ。ただ、自分の考えを言っただけなの
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