第9話
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知ってるの!?」
「ちょっとばかしな!!」
そう言うと、女の子は槍を振るってさやかちゃんを弾き飛ばした。それをあむちゃんが受け止める。
「大丈夫?」
「・・・あんたに助けられるとはね。って言うか、あいつ何なの?」
「隣街の魔法少女だって。なんだか、あたし達ガーディアンの事が気に入らないとか言って襲いかかってきたの。」
「あんた、またあたしの時みたいに願いを全否定したりしたんじゃないの?」
「そんな事して無いって!!」
さやかちゃんとあむちゃんがそうやって口喧嘩してる間に、女の子の相手はまたキリカさんがやっている。
「センスは悪くねえが、戦い方がまるで素人じゃねえか。そらっ!」
女の子はキリカさんの鉤爪を上に向かって弾くと、槍を節の別れた多棍槍に変形させて、がら空きの胴体を切り裂いた。
「「「キリカ(さん)!!!」」」
「これで分かっただろ、あんたらみたいに他人の為に力を使う事のバカさが。」
女の子はそう言うけど、さやかちゃんがそれを無視してキリカさんに駆け寄った。そして、手を翳すとみるみる傷が治って行く。
「これって・・・」
「さやかの願いは癒し。ゆえに自分はもちろん、他人に対しても強力な治癒が行えるんだ。」
私が驚いていると、いつの間にかキュウべえが足元に現れて解説をしてくれた。
「キリカさん!大丈夫!!」
「う・・・さやか、私は斬られたんじゃ・・・」
「へえ、全治1ヶ月くらいの傷を負わせた積りなんだけど、それがお前の力って訳か。」
「あんた・・・もう許さない!!」
さやかちゃんはまた女の子に向かって突撃する。そして、互いに剣と槍を打ち合い始めた。
「と、止めないと!でも、どうしよう!!」
「何を言っているんだい、まどか。君にはちゃんと止められる力があるじゃないか。」
私が戸惑っていると、キュウべえがそう言ってきた。うん、そうだった。
「エイミー!」
「うん、キャラチェンジ!!」
私はエイミーとキャラチェンジすると、弓を構えた。
「さやかちゃん、一旦離れて!」
私が叫ぶと、さやかちゃんは後ろに下がった。それに合わせて私は矢を放つ。でも、紅い女の子はそれをあっさり槍で弾いた。
「へえ、それがオリジナル魔法少女の第1形態って訳か。そんなハンパな状態で戦いに出て来てんじゃねえよ!!」
そう言って女の子は私に向かって来る。
「「「まどか!!」」」
すると、さやかちゃんとあむちゃん、それにキリカさんが私の前に出た。
「シューティングスティンガー!!」
「スパイラルハート!!」
「ステッピングファング!!」
さやかちゃんは剣を召喚して矢のように飛ばし
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