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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-C竜の脅威〜The 3rd task force : Rebirth Dragon Wing And....
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たが、無事に勝利できました。相手の神器が攻撃系ではなかったのが幸いでした」

ルシル君のカートリッジが無い状態で神器持ちに勝ったって言うシグナムさん。いくら神器が武器・攻撃系じゃないとしても、すごい、としか言えない。そしてシャルちゃんは「わたしも、シャルロッテ様が強すぎて楽勝だった♪」ってピース。

「神器の効果は恐いけど、持ち主自身も強くなるわけじゃないのが幸いだよね。強いのは神器なんだから」

私がそう言うと、「全く以ってその通りだよ」ってシャルちゃんが同意してくれた。けどそれは、神器を持たなくても圧倒的な実力を有してるリンドヴルム兵が攻撃系の神器を持ったら勝てないかもしれない、ってことにもなってくる。もしシャルちゃんやルミナちゃん、ベッキーちゃん、セレスちゃん、そしてフィレス二尉でも勝てないようなリンドヴルムが現れたら・・・

(私たちはどうなるんだろう・・・)

不安が押し寄せてくる。真っ先に思い浮かぶのはシュヴァリエルさん。リンドヴルムの話だと本部に居るみたいだけど。けどもし何らかの理由で現れたら。ルシル君の無残な姿が脳裏に過る。

≪スズカ? お顔の色が優れませんわ≫

“スノーホワイト”が心配してくれた。不安なのはきっと私だけじゃない。シャルちゃん達だってきっと。だから「大丈夫だよ」って答える。気持ちで負けてたらいざという時に何も出来ない。頬を両手で張ったその時・・・

「「「きゃあ!?」」」「むぅ!?」

空間が大きく揺れて悲鳴を上げる。辺りを見回すと、「なんやアレ!?」はやてちゃんがある方角を指差したからそっちに目をやると、全長10m近い長さを誇る氷で出来た六角柱が数本とそびえ立ってた。

「フィレスの仕業だね。ガチの魔術だから、いくら神器持ちでもアレを食らったら即死レベルだよ」

シャルちゃんが呆れ笑い。そうして私たちは氷柱の側まで行くと、大きな岩石に腰かけてた「フィレス二尉!」の姿を視認。フィレス二尉は私たちに気付くとピースサイン、そして満面の笑顔を浮かべてくれた。側には凍りついてる虹の弓・“アルクス”と、ウィング1と言うコードネームの女の人が倒れ伏してた。

「さすがシャルロッテ様が一目置くフィレス。ていうか、死なせてないよね・・・?」

「当然よ。まぁ、今すぐ病院に運んだ方が良いでしょうけど」

フィレス二尉は部下の人たちに救急車を呼ぶように指示。とりあえず私は治癒魔法で応急措置。

「すずかー!」

「おーい、みんなー!」

そんなところにジョン君とアリシアちゃんが駆け寄って来てくれた。アリシアちゃんは、フィレス二尉の闘いがすごかったって大興奮。魔術師化したセレスちゃんの戦い方は海鳴市で何度か見たけど、フィレス二尉はそれ以上なんだと思う。

「すずか、格好良か
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