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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-C竜の脅威〜The 3rd task force : Rebirth Dragon Wing And....
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しなくなる。
その圧倒的に不利な要素をどうにかするために、シグナムさんがひとりウィング5と戦っている。私たちの主な作戦は、シグナムさんがウィング5に攻撃を加えることで杖を地面から離れさせて、その間に私たちで他3人を倒すというものだ。

「すずかちゃん、サポートもう一度お願いするわ!」

「うんっ!」

たった今、私たちは協力してウィング2を撃破した。魔導師対魔導師の戦いなら私たちにだって勝機はある。それを証明した。リンドヴルムは確かに強いけれど、私たちが普段相手にしてるチーム海鳴には届かない。

「くっそ! こっちも全力で戦ってるっていうのに、どうして押されているんだよ!」

「神器の加護が無くなっただけでこの体たらく・・・! 俺たちを信じて本部に残ったシュヴァリエルさんになんて言って詫びれば良いんだ・・・」

ウィング3とウィング4がデバイスをギュッと握りしめて歯噛みした。その話を聴いて私とはやてちゃんは頷き合う。シュヴァリエルさんはこのミッドには来ていない。それはどれだけ私たちを安心させてくれる情報なんだろう。

「このまま易々と捕まってたまるか!」

「そうだ! 恩に報いるためにも、任された仕事くらいはキッチリ果たして見せるんだ!」

マシンガンのようなデバイスを持つウィング3と、武装隊の一般的な杖型のストレージデバイスを持つウィング4の2人が魔力弾や砲撃を撃ち放ってきた。ここで迎撃に移るか回避に移るか、それを決めるにはシグナムさんと杖持ちのウィング5の戦況を確認しないといけない。

『回避です!』

はやてちゃんとユニゾンしてるリインから念話が来た。即座に回避行動に入る。リインははやてちゃんの魔法運用のサポートと、そして今回限りのシグナムさん達の戦闘の監視を役目としてる。杖を地面から離させている時は、アタック、の合図を。杖が地面に付いている時は、回避、の合図を出すようにお願いしてる。

「リイン、その調子や!」

『はいで――あ、アタックです!』

――ブリューナク――

――フローズンバレット――

すでに発動準備を終えていた射撃魔法を一斉発射。ドラゴンウィングの2人もシールドや移動することで対処した。すぐに次の魔法をスタンバイしたところで、『あぅ、またダメです!』リインから残念そうな念話が来た。追撃を中断して、2人の動向に警戒。

(シグナムさんが苦戦してる・・・?)

ルシル君の特製カートリッジを唯一あつかえるシグナムさんの“レヴァンティン”。対神器戦にも十分通用するっていう事で、シグナムさんは魔術師でもなければ神器持ちでもないけど、神器持ちのリンドヴルムと1対1で戦ってる。けど、相手がいくら神器持ちでも歴戦の騎士のシグナムさん以上の実力はないはずなのに・・・

「と
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