暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-C竜の脅威〜The 3rd task force : Rebirth Dragon Wing And....
[13/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
――きゃあっ!?」

「ひゃあ!?」「わぁ!?」『真っ白ですぅ!?』「むっ・・・!」

目を開けてられない程の真っ白な光。以前、アリサちゃんの魔法から私を庇ってくれた時以上の発光に悲鳴が出ちゃった。真っ白な光の中、黄金に輝く扉のようなモノが見えた気がした。でも目が潰されちゃうかもっていうような強すぎる光に、すぐに目をつむることになった。
そして、閉じたまぶたの向こう側が暗くなったところで目をゆっくりと開けてみる。するとそこに巨人の姿はなく、私たちの誰ひとりとして撃墜もしてなかった。アリシアちゃんやはやてちゃん、シグナムさんがキョロキョロ周囲を見回して、巨人が居ないことを確認。

「ジョン・・・君・・・?」

私の腕の中で寝息を立ててるジョン君。今のはジョン君の魔法? それともスキル? 判らないけど、今はただ、「みんなを護ってくれてありがとう、ジョン君」私たちを巨人から救ってくれたことに感謝したい。

「とりあえずどこかの屋上に降りよか」

はやてちゃんに続いて近くのビルの屋上へと降り立った、その瞬間・・・

「ギャハハハハ! 見つけた、見つけたぞ! こんなところに居やがったのか、ケリオンローフィティタ! ギャハッ、これでシュヴァリエルさんに褒めてもらえるぜ♪」

また別のリンドヴルムがものすごい勢いで屋上に着地して、右腕全体と融合してる氷の大剣を振るって来た。私は咄嗟に「フローティングアイス!」横一列に氷塊を6つと作りだして壁にした。だけど当然とでも言うように氷の壁は氷の大剣に斬り裂かれて砕かれた。

「ゲームオーバーだ!」

私に向かって一直線に向かって来るリンドヴルム。

「すずかちゃん!」『すずかさん!』「すずか!」「月村!」

ジョン君を護らないと。その思いだけで私は反転、迫り来る氷の大剣に背を向けた。次に訪れるのはなんだろう。やっぱり痛みだったりするのかな。それとも痛みも無く氷漬けにされるのかも。

「ごめんね、ジョン君・・・!」

腕に抱えるジョン君を護るために突き飛ばそうとした時・・・



――軍神の戦禍(コード・チュール)――



言いようのない圧倒的な何かが空に現れて、急降下して来たのが直感というか本能というか、説明できない感覚によって判った。そして、背後にソレらが勢いよく落下していくのが轟音で判った。改めてジョン君を強く抱きしめた上で振り返る。私とリンドヴルムを隔てるように並列してる9つの武器が真っ先に視界に入った。


「それ以上俺の大切な家族や友達に刃を向けてみろ。地獄に叩き落とすぞ」


1ヵ月以上、その声を聴けずにいた、私たちみんなにとって大事な友達の声が聞こえた。

「「『ルシル君!!』」」「ルシル!」「ルシリオン!」

銀の髪を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ