九校戦編〈下〉
九校戦八日目(8)×対三高戦とその後について
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事も代わり身の術という訳ね」
代わり身の術と言った事で、一条選手付近には丸太が転がっていたのでそれを言った真由美だったが、忍術をアニメか漫画だと思っていた生徒も少なくない。が、現実に起きてしまったので、忍術と見てもいいと感じた。
「一真様の回復魔法に、代わり身の術とは相変わらず見ても驚くものだな」
楽しそうに見ていたが、周囲の耳を気にしながら言っていた山中軍医少佐だった。
「一瞬で全回復させてしまう回復魔法をしたのであれば、誰にも見えなかったでしょうね。自己修復術式と同じ速さではありますけど、その後からが忍術ですわね」
「回復魔法は一真様しか出来ない魔法であって魔法でないモノぐらいは知っているが、人間離れした頑丈な身体を持ちながら忍術である代わり身の術を使ってから敵陣モノリスの鍵を撃ち込んだ」
「一条選手が気付いた時には既に遅しな状態となり、モノリスが解放されて第一条件クリアの照明弾が上がってから、一真さんは上空からのダウンバーストという事ですか。フラッシュ・キャストを使わずに、風と精神干渉系統でのデスサイズは我々以外は系統外だという事ぐらいでしょ。蒼い翼やCBでの技術を秘匿しときたい理由もですが、あのビットに関しては秘匿する程ではないと思ったのでしょう」
フラッシュ・キャストや他の技術に関しては、四葉家や蒼い翼やCBが秘匿したい技術があるが独立魔装大隊の秘匿な事は、記憶共有者である事やCBの武装が使える事が秘匿である。俺が持つ魔法は、圧倒的な力を持ちながらもそれを威力抑え気味だったので、普通に注目が浴びる程だろう。
それに蒼い翼特別推薦枠を持つ者にとって、一条家の者を倒す事は容易い事なので、実力を見せた事が今である事の方がいいと思った。国防軍としては、一真を敵としたくないし元部下なのだから、敵対勢力にならない限りは内心ホッとしている部分があった。
「左右のデバイスは、エレメンツをフル活用する事を知っている事は一部の者だけでしょう。あれで高校生だというのは、流石に隠せないとは思いますわ」
「世の中間違いだらけであるが、我らも似たようなもんだろう。歳と肉体年齢を誤魔化しているのは、我々以外でもかなりの数でいるがエレメンツ使いは一真様以外だと少数でしかいない。ウチの隊にいる者で、エレメンツメモリを使える者はいるだろうか?」
「エレメンツは使えなくとも、私にはISという兵器がありますからそれには及びません。それに一真さんが創ったメモリも本来なら、高校生の大会で出す代物でもありません」
二人は試合よりも上空にいる一真を見ている。吉祥寺はパニックになっていたが、俺が上空から降り立ってから一条のヘルメットを取った事で戦闘不能と化した。そして吉祥寺と残りの雑魚を片付ける為に移動してきたが、一条が倒れて
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