九校戦編〈下〉
九校戦八日目(8)×対三高戦とその後について
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が入っちまったのさ。今回そう言われたのであれば、マシだと一真が言いたいのだろうな」
俺はまあなと言ってから、圧縮空気弾はシールドビットにより防いだが本来であれば硬化魔法で防げずに攻撃を生身で凌いだのだろう。立ち上がるのが時間が掛かったが、ここは外史であり何が起こるか分からない世界だ。それに幹比古も唇を切っていたが、今の幹比古はメタルメモリの効果を持ったローブだったので無傷となっていた。
「一真もあの時は驚いたが、大丈夫なのか?圧縮空気弾の二発を受けたから、俺みたいに防御してなかったからな」
「あああれ?十六発の圧縮空気弾が来た事は知っていたが、その内の二発を浴びてしまったが身体が一条の方に転げ回った。だがそれはチャンスだと思い、そのまま影に入ってから回復魔法で全回復したからな。そんでモノリスのコードを読み取った所で、一条をダウンバーストで終わらせた」
「やっぱ一真は凄いや。ダウンバーストやデバイス無しでの電撃を喰らわせたのは、いつも通りエレメンツ使いがフル活用されたらしいけどあの時は回復魔法か。相変わらずだね、でもこれで優勝だよね!」
「にしても疲れたな、そろそろ俺らは切り上げるとしようやレオに幹比古。最後に使ったのは、頑丈な肉体ではなく魔法力と技術力となったな」
俺らは肩を組みながら、腕を振りながら歓声に応えるようにしていた。深雪らを発見したので、再び声をかけながら撤収した。新人戦優勝のパーティーは総合優勝のパーティーまでお預けとなった。理由は色々あるが、一つ目は本来なら三種目優勝のはずが四種目目であるモノリス・コードでも優勝を果たした事で、競技優勝と新人戦決勝を決めた三人が選手控え室に戻ったら、一気に倒れ込むという事があったからだ。
ドンチャン騒ぎやらパーティー所ではない程に、疲労感が出ていたという事情だった。それと明日のミラージ・バットの準備でそれをやっている時ではないのが、大きい事だが深雪のデバイス調整をするのが俺だという事だ。
一高新人戦優勝により、一高と三高の総合ポイントは更に差が開いていた。その差は本来だと百四十ポイントのはずが、名無しにて三種目出場し優勝を果たしたのでどのくらい差が出ているというのはそれ以上の差が出ている。
ミラージ・バットの配点は一位が五十ポイント、二位が三十ポイント、三位が二十ポイント、四位が十ポイントとなっている。明日の予選と最終日決勝のモノリス・コードの配点だけは、いつもの競技より二倍となっているからか。
「全くモノリス・コードが終わったら、これがあったとは忘れていたな」
「お兄様には余計な不可かもしれませんが、明日のミラージ・バットの成績次第で最終日を待たずに一高の総合優勝が決まりますから」
「その通りで、選手とエンジニアはコスチュームとデバイス
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