レギオンの猛威
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・・・」
しかし、シャルルは首を振るだけ。一体どうしたんだ?
一抹の不安を感じながらも、俺たちはしばらくしてギルドへと到着した。
「ただいまー」
「ただいま帰りました」
「シリル、ウェンディ、無事で何よりだ」
帰ってきた俺たちをエルザさんが温かく迎えてくれる。けど、他の人たちはなぜかカナさんの周りに集まって何かをしている。
「あれ、何してるんですか?」
「実はだな・・・」
エルザさんの話では、今回俺たちを襲撃していたのはゼントピアというフィオーレ最大の教団の所有している戦闘集団、レギオン隊という軍隊だったらしい。
そのレギオン隊が聖戦というもののためにルーシィさんの持っていた針が必要だったらしい。
その針を取り返すためには奴等の目的を知る必要があるということになり、奴等が集めるであろう他の時計の部品の場所を、カナさんの占いで絞り込むことにしたらしい。
「出たよ!!」
どうやらカナさんの占いが終わったらしい。
「どこだ!?」
「ここだよ」
カナさんはそういって地図を指さす。
「あ!!」
カナさんが指を指したところを見ると、ルーシィさんは何かに気づく。
「どうしたんですか?」
「ここって・・・」
翌日・・・
「おお〜・・・なんか見覚えが・・・」
「ハートフィリア邸だ」
「売りに出してたのかぁ」
俺たちは今、大きなお屋敷の前にいます。なんと、カナさんの占いで出たのはここ、ハートフィリア邸だったようです。
今は違うけど、元々はルーシィさんのご自宅だったらしいです。
以前にもナツさんとグレイさんとエルザさんとハッピーは来たことがあるらしく、懐かしそうに見ています。
俺とウェンディとシャルルとセシリーは初めて来たから、あまりの大きさに言葉を失っています。
「7年経ってるわりにはきれいだね」
「買い手がつくまでは定期的に掃除してるってことね」
「なるほどね〜」
ハッピー、シャルル、セシリーはハートフィリア邸を見てそう言う。
「管財人さんの話だと、その買い手が全然見つからないって」
「立派すぎるんだろ」
グレイさんのいう通り、この建物はすごすぎる。買う方は相当勇気が必要な気がする。
「懐かしいなぁ。あの頃はお城みたいって思ってたけど、変わらないなぁ」
「ミッシェル、ここに来てたの?」
ミッシェルさんが懐かしんでいるのを見てルーシィさんが質問すると、ミッシェルさんはその場に座り込み泣き出してしまった。
「よく一緒に遊んだじゃない・・・」
「うん!そう・・・だったっけ?」
覚えてないん
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