レギオンの猛威
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!」
俺はポーズを決めて点数を言ってるココさんにすかさずパンチを放つ。しかし、ココさんはそれをジャンプでよけ、再び壁を走り出した。
「ダメだ。キリがない」
「でも、今の感じならシリルもココさんについて行けるんじゃない?」
「そうね」
「いっちゃえシリル〜!!」
ウェンディたちはさっきのバーニアで速度を上げた俺の攻撃を見て、いけそうと判断したらしい。よし!!ここまできたら攻め続けてやる!!
ドォォーーン
俺がココさんに向かって走り出そうとした時、空に緑色の光が灯る。
「あれは」
ココさんはそれを見ると、壁を上っていってしまう。
「あ!!待て!!」
俺も壁を走って追いかけようとしたが、
「さっきのお返しです!!」
崖の上からココさんは石を蹴ってきて、それが俺の頭に当たる。
「痛ッ・・・あっ!!」
石が当たった衝撃で俺は足を止めてしまい、地面へと落下してしまう。
「シリル!!」
「ちょっとあんた!!」
「大丈夫〜?」
心配してセシリーたちが駆け寄ってきてくれたけど、背中から落ちたし、そこまで高い位置から落ちた訳じゃないから大丈夫そうだ。
「ココさんは!?」
俺はココさんが上っていったところを見る。しかし、そこにはすでにココさんの姿はなかった。
「むぅ〜・・・」
「あの光を見て走っていったよね?」
「あれって・・・信号弾〜?」
唸る俺とココさんがいなくなった理由を考えているウェンディとセシリー。まさか、ルーシィさんが捕まったのか?
「落ち着いて!!まだそこまで遠くには行ってないはず。跡をつけましょ!!」
「そうだな。シャルルの言う通りだ」
冷静に分析するシャルルとリリーがそう言う。てかリリーはもう大丈夫なのか?
「よし、追いかけるぞ!!」
「うん!!」
「空から探しましょ!」
「僕がシリルは持つね〜」
シャルルはウェンディを持ち、セシリーは俺を持って翼を出して飛び上がる。
しかし辺りは真っ暗闇、探すのは少し難しいかな?
「そうだ!!忘れてた!!」
俺はそこまで来て目の存在を思い出す。これでココさんを探せばいいんだ!!てか最初からこれでルーシィさんも探せばよかったんだ。
俺は目を使ってココさんの居場所を探る。
「見つけた!!あっち!!」
「わかったよ〜!!」
「急ぎましょ!!」
俺たちはココさんのいる方角へと向かって急いだ。
「シリル〜!!あの人どこいったの〜?」
セシリーがそう言う。俺はくまなく探しているんだけど、徐々に見える距離が短くなってし
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